デザインエンジン
コンテンツ制作において、キャラクタデザインという工程は非常に重要です。
今までデザイナ個人の才能に依存していた、キャラクタデザインという工程を効率化するためのシステム開発を行っています。
映像コンテンツ制作分野において、制作や公開の方法の大きな変化に伴い、
大量に安定してコンテンツを制作していくための、人材教育や制作環境の整備が必要とされています。
キャラクタデザインは、いままでプロフェッショナルなデザイナにキャラクタ制作がまかされていることから、
デザイナ個人の才能や努力に依存していると考えられてきました。
これによりスタンダードな手法や法則が入り込む余地がないとして、
キャラクタデザイン制作行程の分析も行われることはありませんでした。
このためにプロデューサとデザイナとの連携が不十分になり、
プロデューサとデザイナのデザイン意図のコミュニケーションギャップが起こります。
本研究の目標は、映像コンテンツの制作準備段階で重要なキャラクタデザインの効率化です。
そのために本研究ではプロデューサとデザイナのデザイン意図のコミュニケーションギャップを防ぐための
キャラクタデザイン構成システムの提案と開発を行っています。
キャラクタデザインとは、プロデューサがデザイナにキャラクタイメージを伝え
デザイナがキャラクタイメージを膨らまし創作することをいいます。
デザイン原案制作においては専門のプロダクションデザイナが絵を作成し、
デザイナにデザイン原案として提示する。もしくは、絵の描ける人材を連れてきたり、
意図した通りの絵を描く漫画家に発注したりして、デザイン原案を作成しています。
デザイン原案を作成するとき、絵を描けないプロデューサの場合には、
デザイナとの打ち合わせやデザイン修正のやりとりが多くなりデザイン作業を効率的に行うことはできません。
この問題は、プロデューサ本人がデザイン原案を作り出せないために生じているため、
プロデューサとデザイナの間でキャラクタイメージをテキストだけではなく、
画像も一緒に提示することにより制作工程が短縮できると考えています。
現状では,コミュニケーションギャップを解決するキャラクタデザイン支援システムはありませんので、
本研究では,以下の2つのシステムを提案しています。
- プロデューサが、日々収集した情報や画像を、頭に描く漠然とした印象をキーとして パーソナルディジタルスクラップブックにアクセスし、デザインを始める時のヒントとして、 キャラクタデザインのアイデア創出の参考になるようなキャラクタ画像を検索するシステム
- プロデューサが絵の技量がなくても、キャラクタ部品から「選び」「調整」して張り付けて デザイン原案ができるというコラージュ手法を用いたツールの開発
