ディジタル映像の制作技術研究開発
オープン・リサーチ・センターとは、私立大学の大学院研究科、研究所などの中から、オープンな体制の下に研究を推進する優れた研究組織に対して、文部科学省が選定し、重点的かつ総合的に支援を行う制度のことです。
クリエイティブ・ラボの提案した「ディジタル映像の制作技術研究開発プロジェクト」は,その先進的な研究コンセプトと最新の設備を活用したユニークな点が認められ、2003 年度から5年間、オープン・リサーチ・センターとして選定されました。
オープン・リサーチ・センターは、クリエイティブ・ラボのスタッフ、メディア学部の教員、大学院生を中心としたメンバーによって、10 のサブプロジェクトから成り立っています。
- C-PALS
ディジタル映像コンテンツの企画・制作・運用の全般にわたる技術を10のサブプロジェクトに分け、XMLを中心とした共通言語で記述し、データ互換や最新情報の常時更新を可能にしてディジタル映像制作の全般的な流れを一元管理できるようにします
- シナリオエンジン
完成シナリオの内容を時間要素と行動要素に分類し、シナリオ以降の諸工程にディジタル情報として伝達、効率化を行う部分と、シナリオの内容的な構造を分析し、共通ルールを抽出してシナリオ制作の支援を行う部分のプログラム開発を行います。[詳細]
- ジオラマエンジン
シナリオエンジンから提供されるデータをもとにコンテンツ演出者が自由に画面上のキャラクタや背景を配置し、演技と撮影シミュレーションを行うことのできるシミュレーションシステムを開発します。[詳細]
- 構造化アニメーション
モーションキャプチャシステムを利用してアニメキャラクタの動きを実際の人間の動きによって生成し、アニメ独特の誇張や省略を加える事で、アニメを全く異なる手法で制作します。
- SHD
ビデオ映像制作技術をディジタル化してデータの共有をはかり、ハイエンドからロウエンドまでのビデオ映像の生成・処理・運用における一貫化システムの構築を目標とします。
- サラウンドビジョン
動きの速い映像を全周囲から捉え、時間軸を延長して自由な描写を可能にする撮像技術の開発とマルチ台数のカメラによって撮影された映像をリアルタイムに自由に編集する技術の開発を行うもので、スポーツ中継や伝統芸能のアーカイブなどにも応用可能な技術を開発します。
- 自動作曲
シナリオエンジンから提供されるデータをもとに、あらかじめ設定された基本メロディやハーモニー、リズムをそのシーンに応じて変化させ自動的に音楽を生成するシステムを構築します。
- アニメマニュアル
ディジタルアニメの制作段階における諸技術を一元的に整合性をもって解説し、制作プロダクションや教育機関における混乱を解消するために、マニュアル制作や制作技術、運用技術のセミナーを行います。
- ビデオマニュアル
メーカー仕様にとらわれないWebコンテンツのデザイン、機能を設定し、その効果測定や一元的な制作管理が可能なマニュアルおよびテキスト制作を行います。
- Webマニュアル
メーカー仕様にとらわれないビデオ映像コンテンツの制作技術を一元的に整合性をもって解説し、制作プロダクションや教育機関におけるトレーニングの指針になるような制作・運用マニュアルとテキストを制作します。また、1のC-PALSとの整合性を重視します。
