メディア学部

School of Media Science 八王子

REC.004 chapter.1「ロックでない奴ぁロクでナシ」

2012年10月23日開催

season1

REC.004 chapter.1
ロックでない奴ぁロクでナシ

バンド怒髪天が結成されて2012年で28年目を迎えた。その道のりは平坦なものではなく、上京、デビューなど紆余曲折を経て3年間、活動を休止していた時期がある。増子先生はその間、リングアナ、穴あき包丁の実演販売、雑貨屋などで働いていた。「オレは、喰うために働いて、生きていくために唄う。これなら、バンドをやめなくていいですからね」と言う。その後、再メジャーデビューし遅咲きのブレイクを果たした。その力強さと逞しさに、学生たちは増子先生にこんな質問を用意していた。(抜粋)

「働くことについて教えて欲しいです」

「壁に当たった時、どのように行動されたのでしょうか?」

「どうしたら就職に前向きになれますか?」

「将来が不安です。常識や生活力のない自分に自己険悪と焦りを感じます」

増子先生の講義が始まり、テーマは「ロックでない奴ぁロクでナシ」だった。

―「ロックでない奴ぁロクでナシ」とは、どんな思いで講義をされたのですか?

増子直純氏(以下増子と略):これは一つの考え方の提示っていうか、人それぞれにロックの価値判断があるので、それは各自に委ねるとして、オレとしては、人生は、面白いなと思う方へ行きなさいよ、という思いで話しました。

―型にはまった考え方ではない生き方のヒントですね。

増子:好きなことをやらないと続かないんですよ。若いときはやっぱりビビるし、知らないことが多いけど、でも、その人ができる範囲で、自分がいいと思うこと、やれることをやった方がオレはいいと思います。

―そうですね。それから「普通上司は嫌なもの」ということも話されましたが、これは思わず笑ってしまいました。

増子:言いたかったのは、強敵である上司ほど、それをどうやって崩していくかという面白みがあるということ。例えば、上司の個人的な趣味を見つけて話をしてみたら、仕事上では怒られ続けても、個人的には通じ合う部分ができて仲よくなったという意外性があるんですよ。

―今日の学生の反応はいかがでしたか?

増子:眠くなる人は眠くなるし、真剣に聞いている学生もいました。全体的にはフラットに聞いてくれて凄くよかったですよ。ロックフェスでもそうですけど、集まった全員が自分のバンドのことを好きではないんですね。そのなかで、いかにしっかりやっていくかということなので、今日はライブに近かったと思います。

 

chapter.1 ロックでない奴ぁロクでナシ

増子直純さん

REC.004 増子 直純さん
怒髪天 vocal