メディア学部

School of Media Science 八王子

REC.013 chapter.1「クールジャパンと学生たち」

2014年1月7日開催

season2

REC.013 chapter.1
クールジャパンと学生たち

―今日の講義では、学生からクールジャパンについての質問が数多くありました。

望月 孝洋氏(以下望月と敬称略):クールジャパンの基本的な体系は、まず日本のコンテンツが海外に出て日本ブームを起こし、日本をよく知ってもらう、好きになってもらうことです。そのためにも、海外でビジネスを行う企業の皆さんには現地でビジネスをしっかりしてもらい、外国からは日本にこれまでより大きな関心を持って頂く。そして最後は日本に来てもらい、日本のなかでお金を使って頂くという、日本の商売につなげる。それがクールジャパンです。

―学生たちは、世界的に注目を集めるアニメや映画などにとても興味がありますね。

望月:彼らはクールジャパンのコンテンツ業界に興味を持っていると思うのですが、クールジャパンは、コンテンツといったとき二つの意味があります。一つは音楽、アニメ、映画、テレビなど、従来型の意味でのコンテンツ。これらはクールジャパンを海外に広めていくうえで、一番訴求力のある先駆けです。もう一つは製造、サービス、食、ファッション、観光などが一体となってのクールジャパンですね。ですから、学生の方々には狭い意味のコンテンツだけにとらわれず、大きな流れの中で活躍の場を見つけて欲しいと思います。

―また、講義ではクールジャパンの『マッチンググランプリ』のお話がありました。 (『マッチンググランプリ』:海外で「大きく稼ぐ」ための企業コンソーシアム形成を目的とした、企業の引き合わせの場として「コンテンツ」×「消費材・スポンサー」、「テナント企業」×「商業施設」、「地域資源」×「デザイナー・プロデューサー」の3つのテーマで、企業がプレゼンテーションを行う)

望月:皆さん相乗りされて一つの作品を手がけておられますが、そこでクリエイティブ側の独特の言語や感性が、受け止める側の製造業などの人たちへ正確に伝わるために、また製造業の持っている狙いをクリエイティブ側がどう落とし込んでいくかなどを話し合える場として、我々の立場から全体の橋渡しをサポートするのがマッチンググランプリです。

―これからコンテンツ業界に就職する学生たちには、若いパワーを世界で発揮して欲しいですね。

望月:クリエイティブの現場は、新陳代謝の激しい世界ですから、そこは若い感性だけでは成り立たないにしても、クリエイティブの一番上流のところが感性で、結局はすべて創作活動に戻ってくるはずです。上流のクリエイティビティのところにこそ、絶えず参入して頂くことが一番必要なわけですから、学生の方々にはぜひ頑張ってもらいたいですね。

 

chapter.1 クールジャパンと学生たち

望月 孝洋さん

REC.013 望月 孝洋さん
経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長補佐

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