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片柳コンピュータ科学賞授賞式、記念講演会のお知らせ

東京工科大学は、2008年片柳コンピュータ科学賞受賞者を発表しました。
片柳コンピュータ科学賞は、カーネギーメロン大学と共同授与するものです。

東京工科大学は、カーネギーメロン大学(ピッツバーグ)と共同で、コンピュータ科学における世界的に卓越した学者・研究者に贈られる片柳コンピュータ科学賞の第2回受賞者2名を決定しました。同賞は、東京工科大学を傘下にもつ学校法人片柳学園による資金提供により授与されるものです。
 賞は、片柳優秀研究賞と片柳新進リーダーシップ賞の2つから構成され、毎年1名ずつに授与されます。前者は、すでに持続的に優れた業績を有すると認められた、実績のある研究者が、また後者は、新進の卓越した研究者が、それぞれ対象となります。副賞として、前者には2万ドル、後者には1万ドルの賞金が授与されます。受賞者は、両大学の選考委員が推薦し選考した結果決定されます。

■授賞式・記念講演会
開  催  日 : 5月23日(金)
場     所 : 八王子キャンパス 片柳研究所 KE402教室
受  賞  式 : 14:00〜
記念講演 : 14:30〜 (クリストス・パパディミトリュー)
         15:30〜 (エリック・D・ドメイン)

■2008年度片柳コンピュータ科学賞授賞式、記念講演会開催報告ページ
http://www.teu.ac.jp/katayanagi/010631.html

 本年の片柳優秀研究賞は、カリフォルニア大学バークレー校電気工学・コンピュータサイエンス学科 C・レスター・ホーガン(C. Lester Hogan)教授であるクリストス・パパディミトリュー(Christos Papadimitriou)氏に授与されます。また、片柳新進リーダーシップ賞は、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)電気工学・コンピュータサイエンス学科エスターおよびハロルド・E・エジャートン(Esther and Harold E. Edgerton)教授兼准教授であるエリック・D・ドメイン(Erik D. Demaine)氏に授与されます。

片柳優秀研究賞 受賞者

 パパディミトリュー氏は、アルゴリズムと複雑性理論並びにその、データベース、最適化、人工知能、ネットワークおよびゲーム理論への応用に関する世界的な専門家です。また、計算複雑性理論の分野で広く使われている教科書 “Computational Complexity” および “Turing”(2003年 MIT 出版局刊)を含み、5冊の本の著者でもあります。”Turing” は、世界最初のコンピュータ科学者アラン・チューリングにちなんだ名前のスーパープログラムが繰り出す、思想の歴史と未来についての一連の講義の形式をとっていて、それが一種の三角関係をもったラブ・ストーリーを構成しています。さらに、バークレー校で、教授と大学院生の「レディー X とプラスの固有値」(Lady X and the Positive Eigenvalues)という バンドのメンバーとしても知られています。

片柳新進リーダーシップ賞 受賞者

 マッカーサー・フェローでもあるエリック・D・ドメイン氏は、理論コンピュータ科学における注目の新星であり、関心分野は計算幾何学、データ構造、アルゴリズム、組合せ論等にまたがります。特に計算機折り紙(折り紙の数学)に造詣が深い。折り紙理論の研究に伴って氏が作成した折り紙は非常にエレガントであり、芸術品とまで評価されています。実際、ニューヨーク市現代美術館で開催中の「デザインと弾力性のある頭」(Design and the Elastic Mind)という展覧会にも氏の作品が数点展示されています。

今回の受賞者発表にあたり、東京工科大学の相磯秀夫学長、カーネギーメロン大学ジャレッド・L・コホン(Jared L. Cohon)学長、カーネギーメロン大学コンピュータサイエンス学部ランドール・E・ブライアント(Randal E. Bryant)学部長は次のようにコメントしています。

東京工科大学学長 相磯秀夫

カーネギーメロン大学・東京工科大学の片柳賞の選考において、厳しい審査の任務を遂行して頂いた選考委員会の各委員に感謝の意を表します。今回の受賞者は両名とも、学術および産業の面で顕著な貢献をされ、国際的にも高い評価を得ている研究者です。私自身、パパディミトリュー博士の教科書を読み、非常に有用な理論とアルゴリズムに目を開かれた一人です。また、ドメイン博士には、折り紙という日本の伝統的な芸術・文化を、まったく新しい折り紙数学の観点から研究されていることに大いに関心を寄せております。今回このお二方が受賞されたことで、片柳賞の価値と権威も増し、今後のコンピュータ科学・技術の学術的かつ産業的活動に大きな刺激をもたらすものと確信しております。

カーネギーメロン大学学長 ジャレッド・L・コホン(Jared L.Cohon,President )

片柳賞は、コンピュータ科学における最高・最優秀の学者・研究者の栄誉を表彰するものです。コンピュータ科学は今日世界中で、なくてはならない重要な役割を担っていますが、往々にして、それを実際に推進している優秀な科学者たちの存在が忘れられています。東京工科大学と当学は、片柳鴻氏のビジョンと資金提供により、共同でそのような科学者の栄誉を称えるものです。

カーネギーメロン大学コンピュータ科学学部長ランドール・E・ブライアント(Randal E. Bryant,Dean)

この度、お二人の優秀なコンピュータ学者に片柳科学賞を授与することは喜びにたえません。クリストス・パパディミトリュー氏は、アルゴリズムと最適化の分野で多くの貢献をされました。氏は、コンピュータ科学が単に便利な道具を提供するだけではなく、数学および科学全体の重要な概念をいくつか提供している、という視点を明確に打ち出しました。エリック・ドメイン氏は、折り紙が、深い理論に裏打ちされていると同時に、素晴らしい創造性を秘めていることを世界に広く示しました。

■東京工科大学について:
東京工科大学は、1947年に創美学園として創設された日本電子工学院の教育活動を拡充する目的で、1986年に片柳鴻氏が東京都八王子市に設立しました。20年という比較的短期間のうちに、同大学は、日本の代表的なハイテク教育機関の一つとなるに至っています。
 東京工科大学は、未来ニーズを先取りする形で、先進的な科目をメディア、応用生物学およびコンピュータサイエンスの3学部に編成して提供している。緑に恵まれた36ヘクタール(90エーカー)という広大なキャンパスには、最先端の実験棟や研究施設が建ち並び、6千人を越える学生にとって、まさに「理想的教育のための理想的環境」です。

■カーネギーメロン大学について:
カーネギーメロン大学は、一般工学、コンピュータサイエンス、ロボティクス、ビジネス、公共政策、芸術および人文科学という広範囲の学問を総合的に扱う、独自な特徴を有する私立の研究大学である。現実界の問題に対するソリューションを案出し実現するという実践面、および学際的協同活動並びに革新に重点を置いた教育で知られ、学部・大学院合わせて1万人を超える学生を擁します。教師数に対する学生数の比率が小さく、学生と教授の間には緊密な関係が育まれている。キャンパスは144エーカー(58ヘクタール)の広さを有する。技術系学科が中心ではあるが、同学はまた、芸術学部の優れた教育課程でも世界的に知られ、この分野でも有数な研究大学の一つに数えられます。カリフォルニア州シリコン・バレーと中近東カタールにもキャンパスを有し、アジア、オーストラリアおよび欧州にも教育または研究プログラムを展開しており、まさにグローバルな大学と言えます。

■カーネギーメロン大学片柳コンピュータ科学賞WEBサイト
http://www.cs.cmu.edu/~katayanagi/

カーネギーメロン大学片柳コンピュータ科学賞お知らせ
http://www.cmu.edu/news/archive/2008/March/march25_katayanagiprizes.shtml

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