お知らせ

Information

東京工科大学 HOME> お知らせ> 2012年のお知らせ >メディア学部イベント「こどもゲーム作り教室」実施報告

メディア学部イベント「こどもゲーム作り教室」実施報告

掲出

メディア学部岸本 好弘准教授

2012年8月4日(土) に本学八王子キャンパス、講義実験棟7階メディア学部演習室にて、メディア学部岸本 好弘准教授と学生スタッフ:8名(筑地、斉藤、露木、夏目、岡部、松本、瀧、鈴木)[全員学内ゲーム制作学生サークル「Creative Staff」所属]が応募した近隣の小学5~6年生8名(内訳:男子6名、女子2名)とゲーム制作学習で学んだ事を生かし社会貢献の一環として、近隣の小学5-6年生を対象にした岸本准教授によるゲーム作りに関する授業とゲーム作りの体験を行いました。

■1時間目10:30~11:15(45分)

ゲームクイズの時の写真

岸本准教授によるゲーム作りの講義を行いました。参加した児童を中央のテーブルに集合させ、岸本准教授と向き合って話せる形式にしました。講義中はスケッチブックを使用し、児童に講義を行いました。講義内容は、岸本准教授の紹介から始まり、ゲームに関するクイズを行いました。クイズ形式は、最初に児童達に○×札を配っておき、答えが○か×で答えられるようにし、問題は全部で3問としました。児童達は楽しそうに回答をしていました。

児童の発表時の写真

次に、1番好きなゲームを児童に書いてもらい、理由も含め各自発表してもらいました。その後、児童に「ゲームと勉強のどちらが好き?」と質問しました。結果は、全員ゲームが好きと答えていました。そこから、「ゲームが何故面白いのか?」について児童に考えさせ、児童の意見を聞きました。最後に、岸本准教授がその理由を児童に教えました。その理由は3つあり、1つは可視化、2つ目は達成可能な目標、そして3つ目は称賛です。結果が目に見えることや、必ず達成できるとわかる目標があるからゲームは面白く感じるのです。
次に、今度は逆に「ゲームにできてテレビにできない面白さは何か?」を児童に考えさせて紙に書いてもらい、各自発表させました。この質問は児童には少し難しかったようで、一生懸命考えていました。児童の多くは「自分で操作できる」という意見を言っていましたが、1人の児童は「ぷるぷるするから」(たぶんwiiなどのリモコンのことだと思います)と自分だけの意見を発表していて、そのことに岸本准教授は称賛していました。発表後、児童に岸本先生が考える意見を説明しました。岸本先生が考える要素は3つあり、1つは「インタラクティブ(あなたが操作すると主人公が動く)」2つは「いつでも始められて、いつでも止められる」3つは「あなたがヒーロー」でした。

・休憩11:15~11:25(10分)

休憩中は、お菓子とゲーム雑誌を提供しましたが、児童はお菓子よりもゲーム雑誌の方に関心があり、休憩時間も楽しんでいました。

■2時間目11:25~12:10(45分)

ゲームのステージ作りの写真

2時間目は、実際にPCを使用して児童にゲーム作りを体験させました。PC1台につき児童2人に分け、学生スタッフが1人ついてサポートをしました。児童には、ゲームのステージを制作してもらいました。ステージは2つあり、児童2人が公平作ることが出来るようにしました。最後に制作したステージがクリアできるか確認して、ゲーム作りが終了します。各児童によって完成する時間は異なり、早く完成した児童もいれば、内容を詰め込みすぎて中々完成することができない児童もいました。それぞれ学生スタッフが対応し、児童が楽しみながらゲームを作成することができました。(付き添いの保護者の方々も興味深く児童が作成している様子も眺めていました。)

実際に自分たちの作ったステージを遊んでいる時の写真

それぞれのステージが完成した後、グループごとにお互いの制作したステージを実際にプレイさせました。実はこのゲームにはサプライズがあり、完成したゲームには隠しステージが登場する仕様になっています。このサプライズに児童はびっくりしつつ、楽しそうに遊んでいました。 最後に、もう1度中央テーブルに児童を集合させ、各自に感想を発表してもらいました。

・まとめ12:10~12:30(20分)

岸本先生によるまとめが終わった後、児童にアンケートを書いてもらいました。アンケートは「すごく面白かった」、「また来たい」など好評な意見ばかりでした。特に面白かったことはステージ作りだったようです。アンケート記入後は学生スタッフから各自の作ったゲームが入っているCDを児童にプレゼントしました。自分達の作ったゲームを貰うことができて、児童達はとても嬉しそうでした。そして、最後に参加者全員で記念撮影をして、ゲーム作り教室は終了しました。

実際に自分たちの作ったステージを遊んでいる時の写真

■メディア学部WEB
https://www.teu.ac.jp/gakubu/media/index.html