片柳研究所 東京工科大学

研究プロジェクト

健康寿命延長のための新抗酸化戦略

概要
加齢による細胞の機能低下は活性酸素・フリーラジカルによる細胞傷害によりもたらされると考えられ、これを抑制するために抗酸化物質の摂取が有効とされています。中でも強力な抗酸化力を持ち、加齢とともに細胞内濃度が減少する抗酸化物質が最も有用であると考えられます。これに当てはまるのがコエンザイムQ10であり、その有用性を実証するのがこのプロジェクトの目的です。また日本で開発された世界初のフリーラジカル消去薬であるエダラボンの応用を図ります。さらに抗酸化物質を必要とするタイミングを見極めるために、酸化ストレスモニタリングシステムの開発をします。そして、次世代に有用な抗酸化物質の開発やコエンザイムQ10等に関連する酵素の遺伝子レベルでの解析と応用を目指します。
コエンザイムQ10はオレンジ色
コエンザイムQ10はオレンジ色
高速液体クロマトで分析中
高速液体クロマトで分析中
■研究担当者:山本順寛
バイオニクスプロジェクト一覧へ戻る