片柳研究所 東京工科大学

研究プロジェクト

DNA情報の迅速な計測法 〜 測定装置の研究開発

関連イメージ  DNAは生物や生命活動の元になる重要な情報をもって
います。DNAの配列を迅速に計測することで、様々な生
物の情報をすばやく知ることができます。そのために私
たちは、光を用いる一つの方法で、蛍光偏光法という方
法を研究しています。

この方法は以下のような特徴があります。

(1) 装置の小型化が可能で計測も迅速な方法です。
(2) 試薬の固定化や洗浄操作が不要で比較的簡便
  な方法です。
(3) 試薬のコストが低い方法です。

 また、研究テーマの主な応用としては、以下のものが挙げられます。
(1) 病原性大腸菌などの食品に関わる微生物(遺伝子)
  の測定・検査.
(2) バイオや創薬分野の研究支援.
(3) 各種現場やフィールドにおける試験・検査の支援.

現在、高感度化(nMレベル)、超微量サンプル計測
(nLレベル)、小型化、電池駆動化、自動化等をめざしてさらに研究を進めています。

2006/03/07

研究関連写真
DNA情報測定装置(小型,試作品).パソコンに接続して使用します.
DNA情報測定装置(小型,試作品).パソコンに接続して使用します.
DNA二重らせん形成反応(模式図).測定対象DNAが存在すると,矢印の左から右の状態へ反応が進み,装置の値が変化します.
DNA二重らせん形成反応(模式図).測定対象DNAが存在すると,矢印の左から右の状態へ反応が進み,装置の値が変化します.
DNA情報測定装置(多機能自動型,試作品).装置内部の例です.
DNA情報測定装置(多機能自動型,試作品).装置内部の例です.
  バイオニクス学部
鶴岡研究室(Mail: tsuruoka@bs.teu.ac.jp)
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