1東京工科大学を選んだ理由は?
高校の部活で野球部のマネージャーをしていたのですが、1年生の時に3年生が県大会で準優勝するのを見届けることができました。私はマネージャー業務の一つとして、選手の打率や出塁率、防御率などのデータをエクセルでまとめたり、選手の体調管理をアプリで行ったりしていました。選手のデータを分析しながら、こういったトレーニングをすればもっと成績が上がるんじゃないかなど、因果関係を見つけていくのが好きだったんです。データを分析することでスポーツの指導や選手育成に大きく貢献できる可能性があるのだと思い、そこからデータ解析に興味を持ち、情報系の大学に行きたいと思うようになりました。
東京工科大学のオープンキャンパスに参加した時に、コンピュータサイエンス学部の特長や多様な研究を見聞きし、「コンピュータサイエンス」という大きなくくりの中で、データ解析を始め多くのものを学び、自分の将来について柔軟に考えていけることに魅力を感じ、この大学を選びました。また東京工科大学は、キャンパスが広くてきれいで、施設や設備が整っていることもやはり魅力的でした。
2大学ではどんな風に学んでいますか?

データ分析に興味はあったものの、元々は文系でプログラミングなどの知識や経験はまったくなく、最初は不安もありました。入学して最初にできた友達にお願いしたことは、「数Ⅲの教科書をくれない?」ということだったくらいです(笑)。でも、そうやってわからないところは友達に聞くようにしたり、「プログラミング基礎」や「解析学基礎」、「データサイエンス入門」などの授業で先生が一からしっかりと教えてくれたりしたので、基礎から安心して学ぶことができました。それでもわからない時は「学修支援センター(※)」にとても助けられました。「そこへ行けば必ず教えてくれる人がいる」という存在はかなり心強かったです。
※「学習支援センター」とは
「専門的な内容を学ぶ前に、もっと基礎を固めたい」「高校で習っていない内容があって不安…」「不得意科目について誰に相談したらいいかわからない」。こうした学生の声に応えるために開設されているのが「学修支援センター」です。センター内には、数学や英語、理科など基本的科目の指導歴を持つ教員が常駐。学生は自分の好きな時間にセンターを訪ねて、納得いくまで個別の指導・アドバイスを受けることが可能です。また、プログラミングの指導については大学院生が親身に対応します。このような学修支援サービスを通じて在学生の基礎強化を図るとともに、入学前に修得しておくべき基礎学力を固める入学前教育なども実施しています。
2年生の「プロジェクト演習」という授業では、1年間の授業が4クールに分かれていて、全部で4人の先生に学びます。それぞれの先生方が特長ある授業をしてくれて、とても楽しい授業でした。プログラミングを重視した授業もありますし、マーケティングを学んだり、ウェブページを立ち上げたり、AIのbotを作ったり。どれも強く印象に残っています。それぞれの発表会も、みんなの個性が詰まっていて面白かったです。
3将来の夢・目標は?

スポーツでのデータ解析をした経験から、スポーツだけではなく、それを経済に生かしたマネジメントの仕事がしたいと思っています。販売データから売り場などの分析をして商品を売るためのアドバイスをしたり、もっと大きな視点で経営状況を解析できるようになりたいと思っています。東京工科大学には大手企業出身の先生もたくさんいらっしゃるので、3・4年生からはそういった先生の研究室でより深く学んでいきたいです。