軽部学長のきらっとひらめきコラム

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[2019年度]第6回「3年目を迎えた戦略的教育プログラム ―その意義と進捗」

2019年9月27日掲出

 皆さん、こんにちは。今回は、本学が2017年4月から取り組んでいる「戦略的教育プログラム」について取り上げたいと思います。

 東京工科大学の基本理念のひとつに「先端的研究を介した教育とその研究成果の社会還元」というものがあります。それを実現するには、やはりこの大学でしか受けられないオンリーワンの教育というものが欠かせません。そのための取り組みの一環として始まったのが、「戦略的教育プログラム」です。
 これは、各学部と教養学環(国際基準の教養と語学力、社会人基礎力を育むために設置した本学独自の教育組織)が、「実学教育の推進」「教育力の強化」「社会の要請に基づいた教育の推進」に重点を置いたプログラムに取り組むというもので、現在、10のテーマが進められています。
 例えば、工学部では、再生可能エネルギーのみを使った電気自動車の製作に取り組んでいます。このプログラムには「全日本学生フォーミュラ大会」出場という最終目標があり、その中間発表的な位置づけとして、「CQ EV ミニカートレース」に参加して手ごたえを得たばかりです。
  また、医療保健学部では、3D-VR(ヴァーチャルリアリティ)システムを教育に用いるための研究に取り組んでいます。具体的には、心臓の手術時に使用する人工心肺装置の操作トレーニングができるシミュレーターの開発です。こうした装置の操作は、臨床でなかなか経験を積めませんから、VR技術でトレーニングできるようになれば、教育面での大きな進歩になります。また、緊急事態が発生したときの対応などをリアルに学ぶことができるので、非常に有用性が高いと言えるでしょう。
 一方、メディア学部では、同じVR技術をPBL教育に利用しようと取り組んでいます。具体的には、プレゼンテーションの練習ができるVRシステムの開発です。
 このように各学部と教養学環で、さまざまな取り組みが推進され、成果を出しつつあります。また、プログラムの中には、他学部他学科と協力して進めているものもあります。本学には6つの学部がありますが、いずれも異なる分野を研究していますから、横断的な協力が可能です。学部学科を超えたコラボレーションは、これからの教育や研究に欠かせない要素ですから、それが実現できているという点でもこのプログラムを始めた意味はあると思います。

 東京工科大学では、こうした取り組みを続けることで独自の教育力を高めていき、その成果を学生に還元していきたいと考えています。