軽部学長のきらっとひらめきコラム

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[2019年度]第1回「2020年度からの新たな動き―3学部で専攻制導入へ」

2019年4月23日掲出

 受験生・高校生の皆さん、こんにちは。東京工科大学の学長、軽部征夫です。これから約1年にわたって、本学の情報やさまざまなメッセージをこのコラムで発信していきますので、お付き合いをどうぞよろしくお願いします。

 第1回となる今号で取り上げたいのは、本学における新しい動きについてです。すでにご存知の方もいるかも知れませんが、来年の4月から本学のコンピュータサイエンス学部は、「人工知能専攻」と「先進情報専攻」の2専攻体制となります。同様に応用生物学部も「生命科学・医薬品専攻」と「食品・化粧品専攻」に、デザイン学部も「視覚デザイン専攻」と「工業デザイン専攻」の2専攻体制に変わります。
 メディア学部創立以来、基本的には1学部1学科という体制で運営してきました(医療保健学部、工学部除く)。これは幅広い分野を自由に学べるようにという意図に基づく考えがあったのですが、反面、学生が就職活動の面接などで専門分野を聞かれた際、簡単には説明ができなかったなどの意見もありました。もっと明確にアピールできるようにしてほしいといった要望も少しずつ強くなってきました。
 また、現在は、科学技術、社会、経済がものすごい速度で進歩・変化する時代となっています。ビジネスの世界では、それをVUCA(ブーカ)と呼ぶそうです。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字を取った造語です。そんなふうに表現されるほど、今の時代は非常に不透明で先が読めないのです。
 そういう時代ですから、本学も学生が早いうちに自分の専門を決めて、早い段階から将来に向けてしっかりと専門を身に付けていく方が良いのではないかと考えたのです。というのも、これまでは研究室に所属する3年次後半から本格的に専門を学ぶ形になっていたため、自分の専門分野を深める時間が卒業までの1年半程度しかなかったのです。それでは学生自身が、本当に自分はスペシャリストになれたのかどうか自信を持てないこともあるでしょう。ですから、2年次の段階から自分の専門に必要な科目を学んでいくほうが良いだろうと専攻制を導入することにしました。
 この導入によって良い結果が得られるようであれば、将来的には専攻を学科にすることも視野に入れて、柔軟に変化させていきたいと思っています。