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[2019年度]第2回「東京工科大学の取り組み2019① 大学運営について」

2019年5月29日掲出

 こんにちは、学長の軽部です。今回と次回は、東京工科大学において今年度中に取り組みたいことをお話ししたいと思います。まずは大学運営について、これから進めていこうと考えていることからお話ししましょう。

 東京工科大学は、大学の魅力を高めるため、昨年より『アクションプランEvolution2030』という中長期計画を策定し、その達成に向けて、1.大学経営・運営の戦略 2.教育力強化 3.研究力の増強 4.グローカル化の促進 5.ブランド力の向上 という5つの柱を設けて進めています。
  これらの取り組みの一環として、これからは大学評価にもつながる、対外的に訴求力の高い学内情報を今まで以上に積極的に広報していこうと考えています。例えば、本学では産官学連携の研究を数多く手がけています。トヨタ自動車や三菱重工、IHIといった名だたる企業と共同研究をしていますが、本学にそういう企業が一緒に研究したいと思うような研究者がいたり研究テーマがあったりするということは、なかなか学外に伝わっていないようです。そこでまずは産官学連携の研究をリスト化して、大学のホームページに掲載します。
  また、グローカル化の促進として、国内のさまざまな地域や国外の多数の大学と提携していることも、情報発信していきたいと考えています。加えて本学は今、国際協定大学を100校、留学生を500名受け入れるという数値目標を持っています。その目標を達成し、大学としての国際力をさらに高めたい考えです。 こうした大学の動きをスムーズかつ迅速に把握して発信できるように、今後はそれぞれを統括する部署をつくって推し進めていきます。
  それから、今年4月1日には、「先進教育支援センター」を設置しました。これは、ICT教育をさらに促進させるためのセンターです。本学では、全学的に「Moodle(ムードル)」という学習管理システムを導入しています。教員はこれを通じて講義資料を掲載したり、課題の採点、小テストの実施や成績管理を行ったりしており、学生はオンライン上で講義資料の閲覧やダウンロードができるほか、課題提出や質問をするといったことで活用しています。ICTに強いコンピュータサイエンス学部やメディア学部では、ほとんどの授業でこのシステムを利用していますが、それ以外のICTと学びが直結していない学部では、まだまだ活用しきれていないのが現状のようです。そこで「先進教育支援センター」を通じて各学部で講習会を開くなどし、「Moodle」を始めとしたICTの活用を徹底していこうと思っています。
  今回は、大学運営に関わる話を中心にお伝えしました。次回は、今年度中に取り組みたい教育に関する改革についてお話ししましょう。