シミュレーション科学研究室（生野研究室）

「電磁界解析」：電磁波や磁場の挙動は目に見えない物理現象である．本研究では，時間領域差分法（Finite-Difference Time-Domain, FDTD法）やMeshless Time-Domain（Meshless Time-Domain Method, MTDM）を用いて様々な電磁界解析を行い，その挙動を可視化する技術の開発を行う．

「並列化を前提とした連立一次方程式の高速解法」：物理的・工学的現象を数値的に解析する場合，現象を表す支配方程式を有限要素法や差分法で離散化すると，大規模連立一次方程式に帰着する．本研究では，スーパーコンピュータやGPUクラスタ等の並列分散機器への実装を前提とした反復解法の開発及び，実装を行う．

「メッシュレス法の開発」：有限要素法や境界要素法，有限差分法では，前処理として解析対象領域を幾何学的形状をもつメッシュに分割する必要があるが，この処理は非常にコストが高いという難点をもつ．本研究では，有限要素や境界要素等のメッシュを必要としない新たなメッシュレス法の開発を行う．