コンピュータサイエンス専攻

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待ち行列論

担当教員名 / 単位数 木下 俊之 / 選択1単位
授業科目名 待ち行列論
講義の概要 日常、バス停や銀行のATM、チケット売り場などで見られる待ち行列は、今や私達の生活の中で避けることのできないものとなっている。コンピュータやネットワークにおいても、複数のユーザやジョブが限られた資源を同時並行的に使うため、アクセス(処理要求)のぶつかりが発生し、ぶつかった場合は待ちが生ずる。この待ちがコンピュータやネットワークの性能を低下させる要因となり、待ちの解析・評価することは、システムの運用上、重要な課題となる。待ち行列論は、一定の条件下でこの待ち行列がどのような挙動をするか(どのように発生、成長、消滅するか)について、性能の観点から理論的に解析するための応用数学またはオペレーションズリサーチの一分野である。本講義では、待ち行列とは何から始めて、コンピュータ・ネットワークシステムの性能評価のための待ち行列網(キューイングネッワーク)までの解析方法と数値計算法について、分かり易く解説する。併せて、待ち行列論を学ぶのに必要な確率論(確率過程論)についても必要に応じて説明する。

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