化粧品コース
豊かな社会の創造につながる化粧品分野を
応用生物の観点から学ぶ
応用生物の観点から学ぶ
コースの特長
FEATURE 1
皮膚・毛髪・化粧品を学術的・専門的に学ぶために、他に先駆けて設置された先進的コース
FEATURE 2
化粧品メーカーの研究部門出身の教員が、開発の現場で必須の実践的な知識や技術を指導
FEATURE 3
化粧品やその原料の開発・製造・販売などを手がける企業に、多くの卒業生を送り出した実績
主な専門教育科目
化粧品界面化学
化粧品を設計・製造するうえで必要不可欠な「コロイド界面化学」の基礎について学修します。分散、表面張力、可溶化、乳化などの「界面現象」に関する基礎理論とともに、これらの現象がどのように化粧品設計に応用されているかについて理解します。
皮膚科学
皮膚の基本的な構造と役割、機能を学んだうえで、皮膚の保湿、皮膚色および老化による形態の変化や疾病に関係する皮膚内部の現象、皮膚表面の変化や症状との因果関係について学修。低湿度や太陽光線が皮膚に及ぼす作用とそのメカニズムも解説します。
化粧品開発概論
消費者の信頼に応えるために企業で実際に行われている化粧品研究開発の方法論を、大手化粧品企業での実務経験豊かな講師が解説。化粧品開発者の思考法や製品化へのアプローチ法、消費者の意識や行動、品質保証の考え方などを、実例を交えて学びます。専門実験
化粧品実験
実験を通じて化粧品についての専門能力を養うとともに、実験結果の解析と処方設計を行って論理的思考能力や分析・評価能力、問題解決能力を身につけます。実験の内容は、コロイド界面化学の基礎知識と化粧品設計・製剤化に必要な技術を修得する「化粧品設計実験」。美白剤や紫外線吸収剤の評価を行う「化粧品評価実験」など多岐にわたります。
化粧品の研究
肌トラブルの原因を探り、有効成分の開発につなげる
肌トラブルの原因を探り、有効成分の開発につなげる
皮膚生理学研究室
吉田 雅紀 教授
吉田 雅紀 教授
皮膚の中で何が起きているのかを調べ、シミの治療やあれ肌改善、日焼け防止などに効果のある化粧品成分の開発をめざしています。これらの化粧品は、皮膚を正常な状態に保ち、人々の豊かな生活につながります。現在の取り組み例としては、日焼けによる色素沈着を起こす色素細胞のメカニズムの研究や、皮膚にたまったメラニンを排出する方法として表皮細胞の増殖を高めてシミ予防につなげる研究などがあります。また、企業と共同で、実際にヒトから採取した皮膚を用いた化粧品の性能実験も行いました。これは皮膚に紫外線を当てたときに起きる変化を、化粧品中の成分が正常な形に戻せているかを調べるもので、採取後時間の経っていない皮膚を用いるチャレンジングな取り組みでした。そのほか、新しい肌の診断方法の研究など、皮膚に関する幅広いテーマで研究が進行中です。
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資格
関連する資格
- 化粧品製造販売責任者
- 色彩検定
- スキンケアアドバイザー
- アロマテラピー検定
- 毒物劇物取扱責任者
- 危険物取扱者
- 特定化学物質等作業主任者
卒業後のフィールド
主な進路
- 大学院進学
- 化粧品製造・販売関連
- 化粧品原料・香料関連
- 医薬品製造・販売関連
- 化学製品関連
- 美容用品・サービス関連
- 健康用品・サービス関連
- 食品・栄養関連
- 家庭用品関連
- 研究機関 ほか
研究ピックアップ
社会の中で役立っています!
性ホルモン&脂溶性ビタミン
年齢による「性ホルモンのバランス」の変化や、植物に含まれ、皮膚の機能を支える「油脂に溶けやすいビタミン」に着目した化粧品が登場しており、より優れた美肌効果を持つ製品開発の期待も高まっています。
性差や年齢にとらわれないスキンケアをめざす
岡田 麻衣子 講師
この研究室では、肌の状態を大きく左右する「性ホルモン」に着目し、スキンケアの新たな可能性を探っています。男性ホルモンは皮脂を増やしてテカリを引き起こし、女性ホルモンは肌のうるおいを守る働きがあります。こうしたホルモンバランスは、思春期・妊娠・更年期など人生の中で大きく変動します。また、現代では男女による肌質の境界もグラデーション化しており、「男性向け」「女性向け」と単純に分けるだけでは十分に対応できないケースも増えています。そこで私たちは、性別やライフステージにとらわれない“ユニバーサル”な化粧品の開発をめざしています。
研究の柱のひとつが、肌の健康に深く関わる「皮脂腺」の研究です。皮脂腺は毛穴の奥にあるため採取が難しく、これまで解析が遅れてきた分野ですが、実は性ホルモンがつくられる重要な場所です。本研究室では、この皮脂腺がどのようにホルモンに反応し、肌質を変化させるのかを細胞レベルで解き明かそうとしています。さらに、性ホルモンやビタミンと似た働きを持つ植物由来成分を探索し、肌の調子を整える新しい化粧品素材として活用することも、研究室の重要なテーマです。現在、食品コースの研究室との共同研究にも取り組んでおり、食品から抽出したエキスを使った成分探索も進めています。今後、このような学部内外との連携をより活発に行い、いつかこの研究室発のスキンケア製品を形にできたらと考えています。
エストロゲン・プロゲステロンは女性ホルモン、アンドロゲンは男性ホルモンと呼ばれる
研究の柱のひとつが、肌の健康に深く関わる「皮脂腺」の研究です。皮脂腺は毛穴の奥にあるため採取が難しく、これまで解析が遅れてきた分野ですが、実は性ホルモンがつくられる重要な場所です。本研究室では、この皮脂腺がどのようにホルモンに反応し、肌質を変化させるのかを細胞レベルで解き明かそうとしています。さらに、性ホルモンやビタミンと似た働きを持つ植物由来成分を探索し、肌の調子を整える新しい化粧品素材として活用することも、研究室の重要なテーマです。現在、食品コースの研究室との共同研究にも取り組んでおり、食品から抽出したエキスを使った成分探索も進めています。今後、このような学部内外との連携をより活発に行い、いつかこの研究室発のスキンケア製品を形にできたらと考えています。
エストロゲン・プロゲステロンは女性ホルモン、アンドロゲンは男性ホルモンと呼ばれる
この研究の研究室は
ユニバーサル化粧品科学研究室
スキンケアにおける性ホルモンの影響に注目しています。肌質は性ホルモンのバランスにより変化するため、その仕組みを理解し、化粧品の開発に活かすことをめざしています。テキスト