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医療技術学研究科臨床検査学専攻

医療技術学研究科
臨床検査学専攻(2021年4月新設)

生活の質の向上、技術の発展と持続可能な社会に貢献する人材を育成します

近年、患者の体質や疾病の特徴を解明することで個々の患者に最適な治療法を選択することができるようになるなど、医療技術は常に発展しています。臨床検査分野においてこれらの最新技術を取り扱うためには、検査の品質・精度管理や臨床現場における適正な判断など、検査体制を管理できるリーダーシップのある人材が求められています。本専攻では、臨床検査分野の高度な知識・技術を修得するとともに、医学的知識、科学的・研究的な思考と高い医療倫理観を養い、最新医療技術に対応できるリーダー的人材の養成をすることで、医療への貢献を目指します。

医療技術学研究科臨床検査学専攻の3つの方針

臨床検査学専攻の教育目標及び3つの方針(アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー)はこちらをご覧ください。(PDFファイル形式)

医療技術学研究科臨床検査学専攻の特色

臨床検査分野を包括したカリキュラム

検体検査及び生理機能検査を包括した内容とするだけでなく、ゲノム医療の実用化に向けた遺伝子関連検査の精度確保等に対応するため、感染症及びがんに関連する内容を取り入れたカリキュラムとしています。社会のニーズを理解し、専門的な知識や技術を臨床現場で実践することを目指します。 

実践能力と幅広い知識の修得

臨床検査分野だけでなく、最先端の医学・医療技術分野の知識や技術、コミュニケーション能力、医療制度や社会保険制度などに関する学修を通して、実践能力と幅広い領域の知識を修得します。社会のニーズに対応できる能力や多様な人々と円滑にコミュニケーションを図るための能力を養います。

多様な資格と実務経験のある教員

臨床現場では医師をはじめとする医療スタッフと連携することが重要になります。また、生理機能検査をはじめ臨床検査分野は臨床工学と密接に関連しています。本専攻の担当教員は、臨床検査技師だけでなく医師や臨床工学技土の資格と実務経験を持つ教員で構成し、教育・研究の幅を広げるとともに、職種間の情報交換などが容易にできる環境としています。

研究科長メッセージ 医療技術学研究科 研究科長 柴崎芳一

医療は「病める人を助ける」という人間の基本的な意識から出発した営みです。医学の進歩により、治療法の開発も進み、平均寿命も延びてきました。しかし、未知の感染症は大きな社会問題になり、高齢化や少子化、医療財政については避けて通れない、みんなで考えるべき難題です。このような状況の中で医療にたずさわることは、大変やりがいのある仕事です。そのためには、基本的な医学的知識を身につけることが必須ですが、それだけでなく、医学・医療の将来を見据えた、広い識見と柔軟な発想が必要となります。
この目的を達し、医療の分野で活躍できる人材育成のために、大学院「医療技術研究科」を開設いたしました。その基本的な考え方は、①確実な医学的基盤に立ち、②医療の問題解決に自ら向き合い、③さらに医療チームの中で共同作業し、リーダー的役割を担える人材を育てることです。
このような意欲を持つ、活気にあふれた方の参加を歓迎いたします。

医療技術学研究科臨床検査学専攻 授業科目

医療技術学研究企画、医療技術学研究I·II·III

教員の指導のもと、2年間を通して研究テーマの選定、計画立案、研究を行います。1年次後期の中間発表会や学会等での研究発表等を通して、修士課程の修了に相応しい研究として完成させ、研究成果を修士論文としてまとめます。

専門領域科目

「病態機能検査学領域」または「病因解析検査学領域」から、研究分野に関連する特論科目と演習科目を履修します。専門性を深め、新しい知識・技術を活用・創造する応用力、課題を探求する能力、柔軟で論理的な思考力とコミュニケーション能力を修得します。

・生理機能検査学特論・演習

臓器別・方法論別に生理機能検査について詳しく学び、最新の知見と将来的な可能性について学修します。

・血液病態学特論・演習

免疫血液学関連疾患の病因・病態及び新しい検査・診断法についての学修を通して、医療現場で有用な遺伝子解析、形態学解析及び分子機能解析の技術や応用・その発展性について理解します。

・生体情報解析学特論・演習

臨床検査情報を有効活用するための臨床的有用性や技術的信頼性の評価法、臨床検査における情報解析の活用や将来について学修します。

・分析化学検査学特論・演習

臨床検査で用いられる計測法や分析法について学修し、共存物質や環境等の影響因子を踏まえたうえで、適切な分析法の選択や新しい分析法の可能性について討議・検討します。

・感染制御学特論・演習

病原微生物の拡散の機序とその挙動を監視する方法を学修・討議することを通して、医療現場での問題解決につながる実践力を養います。

専門基礎科目

医療技術分野の総括的な知識や技術だけでなく、研究の遂行に必要な知識、高い倫理性と豊かな人間性を身に付けるための科目を広く履修します。

・医療技術学概論

臨床検査分野だけでなく、広く医療及び医療技術に関連する最新の研究事例を紹介し、関連分野の総括的な知識・技術を修得します。

・臨床検査学研究方法論

臨床研究の現状と課題、研究倫理、レギュラトリーサイエンス、統計、データ解析、データベース検索、データ分析を学び、研究遂行能力を修得します。

・医療コミュニケーション技術論

多職種連携に必要なコミュニケーション能力及び医療技術学分野で活躍するために必要な高い倫理性と豊かな人間性を身に付けます。

・医療情報技術総論

情報の活用や情報管理、情報技術の現状について学修し、今後の展開について自ら検討できるように医療情報学の重要性を理解します。

・医療機器総論

最新の生体計測機器及び検査機器、治療機器についての構造や取り扱い方等を修得するとともに、今後の医療機器及び医療技術への期待と展望について討議します。

・病態情報検査学

検査データや臨床所見をもとにデータの精度管理や疾患の病因・病態との関連について学修し、臨床ニーズに応え問題解決につながる総合的実践力を修得します。

・医療安全管理論

医療現場での安全を守るための知識や技術について、事例分析の手法、チーム形成・危険予知活動等について、事故事例と対策等も含めて学修します。

・遺伝子関連検査学

感染症の診断に広く応用されつつある遺伝子検査について、原理と診断への応用を学修します。インフルエンザウイルス感染についての最新の検査法の開発等も紹介します。

・医療制度・管理論

社会保険の概説、国民医療費、健康保険制度、点数表・DRG制度、医療・介護の経済規模、社会福祉制度の問題点について、制度変革への対応実例を通して学修します。

臨床検査学専攻教員紹介