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本学蔵書

教員推薦本

図書館や書店には本がたくさんありすぎて、何を読んだらいいのかわからない。
といったお悩みの学生諸君も多いのではないでしょうか?
そんな悩みにお答えして図書館では、本学教員に学生さんにお薦めの本を 選んでいただき、推薦理由を添えて紹介していただきました。

☆八王子キャンパス

青木輝勝先生(コンピュータサイエンス学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装 斎藤 康毅 オライリージャパン
推薦文:
人工知能、特に深層学習(ディープラーニング)に関する書籍は近年非常にたくさん出版されているが、それらの中で本書は最も評価が高く、かつ最も売れた本のひとつです。
PythonとKerasによるディープラーニング Francois Chollet マイナビ出版
推薦文:
深層学習(ディープラーニング)を実現するにあたり最も広く使われているのは Python + Tensorflow + Keras の組み合わせである。本書は Kerasを作った本人の著書であり、わかり やすいと高く評価されている。
見て試してわかる機械学習アルゴリズムの仕組み 機械学習図鑑 秋庭 伸也 , 杉山 阿聖 , 寺田 学 翔泳社
推薦文:
人工知能は専門家のみならず非専門家の人々からも高い関心を集めている。本書は、非専門家向けに人工知能の代表的な手法を網羅的にまとめたものである。図表も多く、文章も平易で あることから「非専門家だが人工知能に興味がある」方には大変おススメの一冊である。

上野聡先生(工学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
サステイナブル工学基礎 芝池成人 コロナ社
推薦文:
近代社会の発展によって人間生活は豊かになったが、地球資源問題や環境問題は未だ解決されず悪化し続けている。サステイナブル工学は、環境・産業・人間が共存するための社会づく りを指す。この推薦する本「サステイナブル工学基礎」では、それを学ぶための基礎となる知識を習得することができる。工学部の学生はもちろん、未来を担う多くの学生に読んでほしい本です。
未来を拓く元素戦略〜持続可能な社会を実現する化学〜 日本化学会 化学同人
推薦文:
地球上に存在する100以上もの元素には、たくさん存在するものからほとんど存在していないものまであります。これまでは近代社会における化学の発展には、ほとんど地球上には存在 していない元素を使用することで成り立っているものが多数存在します。様々な状況下でそれらの元素が入手できなくなったときに備え、「元素戦略」と呼ばれる、これまでとは異なった観点での研究が最近活発になされています 。応用化学科の学生に勧めたい一冊です。
有機金属化学 垣内史敏 共立出版
推薦文:
これまで100年もの間、有機化学は大きな進歩を遂げました。特に最近では炭素の化学である有機化学に「金属」を用いることで自然界には存在しない有機化合物を人工的に作り出せる ようになり、医薬や繊維、プラスチックなどを自在に作ることができています。この「有機金属化学」では、有機合成の最近の進歩がわかりやすくまとめられており、有機化学に携わる大学院生には必ず読んでほしいです。

榎本美香先生(メディア学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
認知言語学のフロンティア1 音韻・形態のメカニズム : 認知音韻・形態論のアプローチ 上原聡, 熊代文子 研究社
認知言語学のフロンティア2 構文ネットワークと文法 : 認知文法論のアプローチ 尾谷昌則, 二枝美津子 研究社
認知言語学のフロンティア3 概念化と意味の世界 : 認知意味論のアプローチ 深田智, 仲本康一郎 研究社
認知言語学のフロンティア4 言語運用のダイナミズム : 認知語用論のアプローチ 崎田智子, 岡本雅史 研究社
認知言語学のフロンティア5 言語のタイポロジー : 認知類型論のアプローチ 堀江薫, プラシャント・パルデシ 研究社
認知言語学のフロンティア6 言語習得と用法基盤モデル : 認知言語習得論のアプローチ 児玉一宏, 野澤元 研究社
推薦文:
認知言語学の最先端研究をわかりやすく解説した教科書的存在
現代日本語文法1 総論 ; 形態論 ; 総索引 日 本語記述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法2 格と構文 ; ヴォイス 日本語記述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法3 アスペクト ; テンス ; 肯否 日本語記述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法4 モダリティ 日本語記述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法5 とりたて ; 主題 日本語記 述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法6 複文 日本語記述文法研究会編 くろしお出版
現代日本語文法7 談話 ; 待遇表現 日本語記述 文法研究会編 くろしお出版
推薦文:
日本語文法の決定版
文節の文法 定延利之 大修館
推薦文:
実例に基づく最先端言語学

大山昌彦先生(教養学環)

タイトル 著者(共著者) 出版社
ホモ・デウス 上 ユヴァル・ノア・ハラリ著 ; 柴田裕之訳 河出書房新社
ホモ・デウス 下 ユヴァル・ノア・ハラリ著 ; 柴田裕之訳 河出書房新社
推薦文:
これまでの歴史を踏まえつつ,人類と進化するテクノロジーの未来を描いた世界的ベストセラー。生物科学と情報科学に代表されるテ クノロジーの進化によって,個人の自由意志ではなくアルゴリズムに依存し支配される大部分の人々と,生物工学によって不死を手に入れ,アルゴリズムに左右されない一部の超人(ホモデウス)に分かれるという、悲観的な未来 像を筆者は提示している。そうならないために,私たちは何をすればいいのだろうか。あたらためて日常から考え直す必要があるだろう。
ふたつの日本 望月優大 講談社
推薦文:
現在日本でも議論が本格化した移民に関する現状と問題を概観する上で分かりやすい良書。日本のこれまでの移民政策の建前と現状との齟齬が産 み出す様々な問題をわかりやすく描いている。また、移民に対する位置づけ(低賃金労働者のニーズ)や処遇は、将来的に多くの「日本人」にも反映されていくという著者の主張はしっかりと受け止める必要がある。すでに移民な しでは社会が成り立たない現在の日本において、欧米で頻発する移民問題の轍を踏まず、かつ共生できる社会を作り上げるために、大学生が知っておくべき知識に溢れている。

落合浩太郎先生(教養学環)

タイトル 著者(共著者) 出版社
三度目の日本 堺屋太一 祥伝社
推薦文:
今日でも使われる「団塊の世代」という言葉を生んだり、石油危機を警告してきたりした、将来を見通すことのできる数少ない日本人のまさに「遺言」です。1970年の大阪万博の発 案者でもある官僚らしからぬスケールの大きな著者ならではの必読の書です。

七丈直弘先生(コンピュータサイエンス学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
未来洞察のための思考法 鷲田祐一 勁草書房
推薦文:
ブレクジットなど、世界秩序は多極化・混迷し、社会全体の不確実性が高まっています。皆さんの将来はそのような不確実な社会の中で、切り開いていく必要があります。では、このよ うな不確実な状況の中でどのように戦略・計画を練っていったら良いのでしょうか?本書が扱う未来洞察は未来における変化の在り方を創発的に複数考え(それをシナリオと呼びます)、その各々に対して戦略立案していく、とい う手法を提案しています。本書が対象としているのは、企業などの組織ですが、個人について(自分自身の未来)についても適用可能です。ぜひ、本書を読み、自分自身の未来を切り拓いてください。
シナリオ・プランニング キース・ヴァン・デル・ハイデン ダイヤモンド社
推薦文:
不確実性の高い社会の中で、その不確実性をいかに自分自身の強みに変えていくかは非常に重要な課題です。1970年代、石油メジャー企業の末端であったシェルは、シナリオ・プランニ ングという手法によってオイルショックを事前に予測し、あらかじめ企業として対策を進めておくことで、その業績を大きく拡大しました。本書は、シェルのシナリオプランニングを率いたヴァン・デル・ハイデン氏が、自身の経 験を基にシナリオプランニングの手法を解説しています。世界中で活用されているシナリオプランニングに触れ、不確実性を強みに変えてみましょう。
ファクトフルネス ハンス・ロスリング 日経BP社
推薦文:
世界中にはニセニュースがあふれています。ツイッターやソーシャルメディアで氾濫するニュースの中には、多くのニセ情報が含まれています。また、ニセ情報は本当の情報よりも巧妙 に作られていることが多く、その形式だけから真贋を判断するのは非常に困難です。こんな時代に、ニセ情報に迷わされず正しい判断をするには、情報を判断する感を磨くしかありません。本書では、知っているつもりで知ってい ないことが列挙され、自分の知識のいわば盲点を明らかにしてくれます。

正木仁先生(応用生物学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
「本能寺の変」は変だ! 435年目の再審請求 明智憲三郎 文芸社文庫
推薦文:
本能寺の変がなぜ起こったか? 従来の説は、織田信長に対する明智光秀の怨恨説であったが、明智光秀の末裔である著者がいろいろな状況証拠を紹介し明智光秀の反逆者としての汚名 をそそぐ書籍である。
マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ 古内一絵 中央公論新社
女王様のカフェ マカン・マラン ふたたび 古内 一絵 中央公論新社
きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび 古内一絵 中央公論新社
さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい 古内一絵 中央公論新社
推薦文:
各シリーズごとに仕事や人間関係で悩む人々の葛藤と、そこから一歩踏み出すためのメッセージが込められた内容。学生生活やこれか ら始まる社会人生活において思い悩んだ際に、メンタルを落ち着かせ、そこから奮い立たせることができるような作品だと思います。

☆蒲田キャンパス

黒川修一先生(デザイン学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
デザインノート 2019年 No.83「デザイナーだから極めたい色づかいのテクニック」 誠文堂新光社
推薦文:
この雑誌は、毎号の表紙に「最新のデザインの表現と思考のプロセスを追う」と小さく付されている、まさにそのとおりの内容を、優れたビジュアルで分かりやすく教えてくれるテキス トマガジンです。毎回、デザイナーへの取材によって、学生にもデザインの現場で何が大切なのかがわかるように編集されています。この号の特集は色彩の用法!「色彩概論」で教えられたことの復習、そしてその先の応用が学べ ます。
Pen 2019年4月1日号「バウハウスを知ってるか?」 CCCメディアハウス
推薦文:
Penは、デザインやアートの特集も多く、タイムリーな事柄や、現代にも通じる歴史的な事象を明快に解説紹介してくれる雑誌です。また毎号で美術や書籍、そして、すぐれたプロダク トデザインの商品の紹介もされています。本号は、20世紀初頭のデザイン学校バウハウスについての特集。同校は、デザインを学ぶものなら、知っておくべきデザインスクールで、その精神は現代にも継承されています。「デザ イン史」受講の前に、一読しておきましょう。
芸術新潮 2018年5月号「最強の日本美術100」 新潮社
推薦文:
話題のアートや、その時期に開催されている展覧会に関連した特集であることが多い美術雑誌です。展覧会に行く前など最新号を読んでから行くと、展示作品についての理解が更に増す かもしれません。今号では、古代から古代から近代にいたるまでの日本美術の中から、すぐれた作品を100選んで紹介。美術史家同士の対談で解説するなどで、各作品の魅力が語られています。

吉田祥子先生(医療保健学部)

タイトル 著者(共著者) 出版社
図解入門よくわかる病理学の基本としくみ 田村 浩一 秀和システム
推薦文:
「はじめに」に、一般の方々にも病理学の面白さを味わってもらうことを期待して書きました、とあります。写真や図を多用した、わかりやすい文章により、基礎知識が無い人でも「病 気の原因や成り立ち」を理解しやすいと思います。病理学に苦手意識のある医療系の学生さんも是非読んでみてください。