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東京工科大学がキャンパスシステムをフルクラウド化―学生・教職員に対して付加価値を生むICT環境を実現

2014年4月3日掲出

 学校法人片柳学園 東京工科大学(学長:軽部征夫、本拠地:東京都八王子市、以下東京工科大学)は、学内のICT(情報通信技術)環境の全面的リニューアルを実施しましたので、お知らせいたします。

 リニューアルに関して、全学のネットワークインフラの更改、業務システムのクラウド化、教育用システムのクラウド化の3つの要素を、2013年度1年間で実行しました。実行に際しては、クラウド技術をはじめとして、広範囲にわたる東京工科大学のICT技術が活用され、産学連携で最新の環境を短期間で構築することを可能にしました。
 ネットワークインフラの更改にあたっては、構築ばかりでなく、運用もソフトバンクテクノロジ社に依頼する、NaaS(Network as a Service)形態をはじめて採用し、全教室の無線LAN化を短期間で実施しました。
 業務システムのクラウド化にあたっては、教務、就職支援等の各業務を個別にSaaS(Software as a Service)としてクラウド活用を図るとともに、中核機能として、データを集約するためのデータベースである中核DB、および、EUC(End User Computing)が可能なPaaS(Platform as a Service)を用いることにより、全体としてのサービスの統合性を図りつつ、継続的に成長可能な基本アーキテクチャを新たに設計しました。さらに、この構造は、IR(Institutional Research)機能の構築にも配慮したものとなっています。
 教育システムの構築にあたっては、全面的に学生の参加を図り、構築課程自体をCooP(Cooperative Education)実践の一つとしました。その拠点として、クラウドサービスセンターを設置し、内部にオンプレミスのクラウドサーバを構築しました。アプリケーションのみならず、ミドルウェア等の基盤部分も含めたソフトウェア開発が、学生の手によって行われました。現状では、学生ポータルの運用をはじめ、種々の全学学生サービスに利用されはじめています。さらに、CooPの実施を通じて継続的にサービス充実を図ります。また、クラウドサービスセンターは高性能なCMS(Content Management System)を備え、本学図書館やActive Learning Centerの機能向上にも活用されてゆく予定です。
 これら計画の実施にあたっては、ソフトバンクテクノロジ社、マイクロソフト社、ページワン社 各社と密接に連携し、本学システム構築のみならず、将来のビジネス創成も視野に入れた連携を図りました。このような活動を通じ、学内に最新のICT環境を構築するだけでなく、大学の新たな方向性を開拓する活動の一環として、学生教育、産学連携等を同時に実践するプロジェクトを実施しました。

<参考資料>
■マイクロソフト社事例紹介:
http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/teu.aspx

■ページワン社・ソフトバンク社プレスリリース:
http://www.softbanktech.co.jp/corp/news/press/2014/030/

本件に関するお問い合わせ先

■東京工科大学
TEL:042-637-2111(代)