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「よりよい睡眠のための睡眠姿勢を学ぼう~簡単につくれる枕の実践付き」山田朱織

16号整形外科院長 山田朱織

株式会社山田朱織枕研究所代表取締役社長
16号整形外科院長
山田朱織


医学博士
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学付属病院、成瀬整形外科院長などを経て、16号整形外科開院 院長就任

■講演内容
なぜ、何のために人間は眠るのか?この質問に対する完全な答えはまだ解明されていません。しかし、整形外科医の視点から答えるとすれば「覚醒中に活動して疲労した背骨や身体各部を睡眠姿勢で休め、翌日までに回復させるため」といえます。言い換えれば、正しい睡眠姿勢で眠ることができないと、肩こりや腰痛、頭痛、不眠症、いびきなど様々な症状の原因ともなり得るのです。睡眠姿勢を決定する最大の条件は「枕」です。一人ひとり異なる体格や姿勢、病気なども含め、自分に合った寝具を選び使用することは、よりよい睡眠、ひいては毎日の健康のためになくてはならない条件なのです。
東京都町田市にあった当院では、30年以上に渡り整形外科医であった父と2代に渡って「枕」を研究して参りました。ふつうけがや骨折を診察する整形外科の診療所ですが、当院には毎日毎日大きな袋に「マイマクラ」を作るための素材「座布団やタオルケット」を持参する患者様が来院するのです。そして父は診察台の上で、患者様の枕の調節していました。なぜなら肩こりも腰痛も、寝方を変えることが一番の治療であると考えていたからです。患者様から頂戴する数々の声から、試行錯誤し、枕調節の方法は改良されていきました。2003年枕研究所を立ち上げ、専門外来「枕外来」をスタートしました。
現在は大学病院や大学の工学部と共同研究し、睡眠姿勢の科学的解析に注力しています。ここ東京工科大学コンピュータサイエンス学部、メディア学部ともコラボレーションさせて頂き、枕とベッドの一体化によって、ヒトの睡眠姿勢を見守る夢のMAKURAinBEDの開発研究を目指しています。
今回講演をご聴講くださる皆様に伝えたいメッセージは1つ「枕の力を信じてほしい、より良い睡眠の大切さをしってほしい」ということです。
当日は今晩から使える「マイマクラ」の作り方を実践します、是非体験にお越しください。

2011年9月5日掲出