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軽部学長のきらっとひらめきコラム

[2013年度]第1回「東京工科大学の理念である、実学主義教育を紐解きながら、今後の社会に必要な人材を考える。」

2013年5月10日掲出

皆さん、こんにちは。東京工科大学学長の軽部征夫です。1年間、受験生の皆さんを応援するメッセージを発信していきます!どうぞよろしくお願いします。

今から27年前に、東京工科大学は創立されました。それ以前に当校は専門学校を運営しており、中堅技術者を養成していました。
その一方で、さらに高度な技術者を養成したいという気持ちもあったのです。それで、大学をつくるということに相成りました。しかし時はあっという間に過ぎていきました。ちなみに当校の八王子キャンパスは、約13万坪あります。それだけの土地を探すのに、10年以上もかかったのです。
まず片柳鴻理事長は、大学に工学部と美術学部をつくろうと思いました。時代は高度成長期で、それを支える技術者が欲しいという機運にあふれていました。とにかく技術者を求められていたわけです。また“専門学校は実学を教えるところ”、“大学は高度な実学を教えるところ”という流れもあったのです。あくまでも、その流れの中で大学をつくりました。
やがて学長が私になり、大学は認定をしてもらわなければならなくなりました。この認定とは、公益財団法人日本高等教育評価機構による大学機関別認証評価のことです。大学は7年に一度、この評価を受けなくてはなりません。この評価は、“大学が理念に従ってちゃんと教育をしているのか”を点検することで行われます。そのために理念やミッションを明文化しなければならず、私は新潟の山小屋にこもり、理念等を文章化しました。まずは<実学>という言葉を、前面に打ち出したのです。そして基本理念として、

(1)実社会に役立つ専門の学理と技術の教育
(2)先端的研究を介した教育とその研究成果の社会還元
(3)理想的な教育と研究をするための理想的な環境整備

をつくりました。
(1)は、いわゆる<実学>教育を表しています。また(2)は、本学は施設に恵まれていますから、先端的な研究を介した教育を行うということです。あくまでも研究が先端的だと、それが教育に反映されるだろうと思っています。(3)は、当校の理事長が一貫して行ってきたことです。
この3つで理念を確立しました。この理念に基づいて、認定を受けています。実学と言いはじめたのは福澤諭吉で、専門学校等はみな<実学>といいます。そういう意味では<実学>というのは、どこでも使われている言葉です。しかし我々は大学なので、主義が必要なのです。だから<実学主義教育>を理念に、その一言で理念を謳おうということにしたのです。これが本学の理念の中核になっています。

次回は、東京工科大学の理念である<実学主義教育>。これを行うことで伸ばしていける、3つの力についてご紹介します。