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軽部学長のきらっとひらめきコラム

[2015年度]第9回「東京工科大学のBest Care(1)」

2016年1月8日掲出

 皆さん、こんにちは。今号は、東京工科大学における「Best Care」についてお話ししようと思います。

 本学は、入学から卒業、就職・進学まで、学生一人ひとりの個性や目標に沿った、きめ細かい指導と支援を行うことを「Best Care」と称して推進しています。 このコラムの6月号でも、退学者を減らすためのチャレンジについてお伝えしましたが、それに関連した「Best Care」が早くも動き始めているので、ご紹介しましょう。

ひとつは、2015年秋から全学部で導入を開始している再試験制度です。授業の単位を落とすと、今までのルールでは再履修の必要がありました。しかし再履修というのは、時間的にかなり難しいものです。同じ曜日・時間に、他に受けなければいけない必修の授業があったり、年次が上がると実習や演習が始まったりと、非常に忙しくなります。再履修が叶わないと、卒業に関わることもありますし、それがきっかけで退学を考える学生も増えてきますゼロではないでしょう。そこで救済措置として、学期内に再試験を受けられるというチャンスを与えることにしました。

また、入学した学生に本学の魅力をどう理解し、実感してもらうかということも私たちの重要な課題になっています。というのも、とりわけ優秀な学生に多いケースですが、長く受験勉強に取り組んできたせいか、入学後は気が緩んでしまったり、目標を失ったりする人が見受けられるのです。あるいは第一志望の大学が他にあったものの、本学に入学することになったという不本意入学の学生もいます。そういうモチベーションの下がってしまった学生をサポートできるように、医師や常駐の臨床心理士が学生の健康とメンタル面を支援する「ヘルスケアセンター」の新設を考えています。

 それから、退学者の約20~30%が理由に挙げる“経済的な困窮”というのも問題視しています。その理由の真偽は別として、せっかく3年生、4年生まで進級したのに、経済的な困窮を理由に退学してしまう学生がいるのです。そこで本学では、ある程度の成績上位者に対して月謝を減免するという方策で学生を救済したいと考えています。やはり退学は、もったいないことですし、大学としても卒業してもらいたいですからね。これについては、できるだけ早く実施していくつもりでいます。

本学の「Best Care」への取り組みは、まだまだあります。次号も引き続き、新たな取り組みをご紹介したいと思います。