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メディア学部の学生が先進印刷技術展2015に出展

2015年1月30日掲出

 大学の研究では研究成果の実社会への応用が求められています。メディア学部のソーシャルコンテンツデザイン(担当:千代倉弘明飯沼瑞穂松橋崇史)に所属する4年生の矢部裕太君は、自身が取り組むシャドーボックスの制作技術を紹介するCG動画制作を用い、シャドーボックスの振興 への効果を評価する研究を行っています。

 CG動画の評価を実施する段階で出会った画像処理技術を専門とする株式会社ダックエンジニアリングとの連携で段ボールへの印刷技術を用いたシャドーボックスの作成に挑戦することになり、この度、東京ビッグサイトで行われている先進印刷技術展 2015-Convertech JAPAN 2015(開催期間1月28日~30日)に出展し、協働で作成した制作物を披露することになりました。今後、ビジネスに展開する可能性を秘めています。


3次元化したキャラクターの元イラスト(左)、シャドーボックスの技術を用いて3次元化したキャラクター(右)

 先進印刷技術展-Convertech JAPANとは、全国の印刷関連企業が一同に集まり、日常の中にある紙やビニールといった包装資材などへの印刷はもちろん、3D印刷や加飾成形など紙以外への印刷技術・表現など、様々な最新かつ高度な印刷技術を発表する場です。

 シャドーボックスとは、切り抜いた紙を立体的に重ね合わせることで、二次元のイラストを三次元に見せる立体デコパージュのことです。シャドーボックスは、海外から輸入された技術ですが、国内にも古来から紙立体の技術が存在します。立版古や起こし絵などがそうした伝統技術とされています。

 三次元といえば、3Dプリンターの普及によって、3D表現は身近なものとなっていますが、コストや設備の面から、個人で気軽に利用して表現を行うには難しさもあります。

 矢部君は、かねてから独自にシャドーボックスに関心を持ち、多くの作品を制作し、関連イベントに参加していました。一方で、シャドーボックスは個人の趣味の世界で広がっていることから、作成方法をわかりやすく説明した資料が少なく、作成工程をビデオ撮影した解説動画の説明などがあるものの、初心者からすると分かりにくいものでした。そこで矢部君は、自らの経験と技術、学部で学んだCG技術を用い、初心者にもわかりやすい動画を作成し、高い評価を得ました。

 今回の先進印刷技術展への出展のきっかけも、高い印刷検査の技術を持つダックエンジニアリングが、矢部君のシャドーボックス紹介動画を見ることで、シャドーボックスの魅力に気づくとともに、印刷業界の印刷技術を用いればより魅力的な作品を制作することができると感じ、提案して頂いたところから始まりました。

 今後の進展にご期待ください。

■ソーシャル・コンテンツ・デザイン
http://www.teu.ac.jp/info/lab/project/media/dep.html?id=72