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[学長メッセージ]第5回「海外におけるサステイナビリティの教育―コロンビア大学のゲームプログラムが面白い!」

2014年9月12日掲出

皆さん、こんにちは。夏休みも終わり、いよいよ“大学受験”という響きが現実味を帯びてきた時期ではないでしょうか。志望校の過去問を解くなど、具体的な受験対策をスタートされている方も多いことでしょう。さて今日は、これまで紹介してきた“サステイナブル(持続可能)”関連として、海外での事例についてお話ししようと思います。

一昨年前、調査でアメリカのニューヨークにあるコロンビア大学を訪れました。コロンビア大学には新しいITツールを使った効果的な教育方法について研究したり、それを先生方に教授したりするセンターがあり、そこを訪れた際、学生に“サステイナビリティ(持続可能性)”を理解させるために用いるゲームを見せてもらいました。そのゲームは簡単に言えば、自分が1日にどれだけのエネルギーを使っているかということを割り出し、どれだけサステイナブル社会に貢献できているかを学ぶというものです。

たとえば学生が自宅から大学へ通うとき、どういう手段と経路で来たかをコンピュータに入力します。自動車を運転してきた人は、それを入力すると、どのくらいのエネルギー資源を使ったかがゲーム上で計算されます。もちろんバスや地下鉄、自転車で来る人もいますから、それぞれ入力してエネルギー量を計算します。ちなみに最もエネルギー資源を使わず、環境負荷の少ない交通手段は、人力による自転車通学です。そういうふうに毎日の登下校で、どのくらいのエネルギー資源を使ったかを学生たちに入力させ、その使い方を比較することで、自分の生活におけるエネルギー資源消費への意識を持たせ、省エネによる地球環境への貢献について学ばせるゲームプログラムが活用されていたのです。

それを見たとき、私は率直に「面白い!」と感じました。本学でもぜひ、そういうものをつくって、学生にシミュレーションゲームでサステイナビリティを体験させたいと思ったのです。本学にはメディア学部やコンピュータサイエンス学部がありますし、各学部それぞれに関連する部分があるはずですから、共同研究という形で学生と教員が一緒になって、こうした教育ゲームの開発を実現できるのではないかと強く感じました。また、完成した本学発のサステイナビリティを学べるゲームは、学内で使用するだけでなく、たとえば小学校など、学外でも使ってもらえるようにできれば、素晴らしいことだと思います。それも、ひとつのサステイナブル社会への貢献だと言えますからね。
このように東京工科大学では、今ある5学部と来春加わる工学部の全6学部において、それぞれがそれぞれの専門性を活かす形で、サステイナブル社会の実現に向けた取り組みを行っていく所存です。