片柳研究所 東京工科大学

研究プロジェクト

ニオイ・環境センサシステム(杉本研究室)

関連イメージ  大気中には多種多様な化学物質が存在し、生態系に深く係わっています。生物間の相互作用に化学物質が関与していることも盛んに報告されています。また、我々が時間を過ごすことが多くなっている屋内や移動体内における環境は、感情や健康などに影響を与えることも知られるようになりました。
 これまでに共同開発したシステムでは、微小重量変化を検出可能な水晶振動子の電極にガス分子を効率的に吸着・吸収する感応膜を被覆してセンサ素子を構成しています.この感応膜はアミノ酸・糖・核酸塩基などの生体分子や合成高分子を原料として、プラズマ・ドライプロセスにより作製しています。原料や製膜方法を変えることで吸着特性の異なる多様なセンサ素子を用意でき,これらを複数並べてアレイ化することで、複雑な混合体であるニオイや環境ガスなどの検出に対応することが可能となります。

2006/01/26

研究関連写真
プラズマ法による感応膜作製
プラズマ法による感応膜作製
大気圧プラズマ装置
大気圧プラズマ装置
センサモジュール
センサモジュール
センサ応答パターン
センサ応答パターン
柑橘系ニオイマップ
柑橘系ニオイマップ
  バイオニクス学部
杉本研究室
ニオイ・環境ガスや生物代謝ガスなどのセンシングに関する研究。生体分子の薄膜化とエネルギー粒子による活性化の研究。ガスの吸着・吸収現象を通して分子間相互作用を理解すること。
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