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取組のその後の展開

ライティングオフィスとは

演習授業の発展進化という目的に沿い新規に立ち上げた学生の「文章作成能力の向上」に特化した取組のこと。

目的と特徴
  • 昨今不足が目立つ学生の文書作成能力(特に、一定の長さの論文作成能力)の向上を目指すことを目的とする。
  • 学生の論文執筆などにおける文書作成能力には大きな個人差があり、従来の一律な授業ではこの能力差に応じた効果的な指導ができないという問題がある。このため、本取組で提案し実施している能力差に応じた演習である"プロジェクト演習"の形態を文書作成能力向上のための教育に拡張することによって、個々の学生の能力に応じた指導を行う演習教育を実施する。
  • 本取組の特徴は、文書作成能力が高く経験が豊富な講師を配置した"ライティングオフィス"という学生へのアドバイスを行うオフィスを開設した点と、正規の講義科目である"文書表現技法"の授業と連動して出題されるレポート課題に対しライティングオフィスにて学生の能力に応じた個別の指導を行うところにある。
方法
  • これまで民間の研究所等で研究活動に従事し、論文などの文書作成の経験も豊富で能力が高い人材を講師とする。
  • 講師は、特定の日時に学内に開設されたライティングオフィスに常駐する。
  • 学生は、2年次必修科目である文章表現技法の中で出される1万字の調査論文作成課題を仕上げるために、最低4回(1回の指導時間は約30分)ライティングオフィスを訪ね、講師に能力に応じたマンツーマンの指導を受ける。この指導は、文章表現技法の単位修得にあたり必要条件とする。
GP(メディア系演習授業の組み立てと実践)の中での位置づけ・関連性
  • メディア学部では、1年次のフレッシャーズゼミにおいて演習形式で日本語の基礎力(読み書き・プレゼンテーション能力)を練磨する。この基礎力をもとに2年次必修科目の文章表現技法とリンクする形で文章作成能力の向上をはかり、より高度な卒業研究や投稿論文にまでつながるような論文作成能力の育成をはかる。
実施により得られた効果
  • 経験豊かな講師による複数回のマンツーマン指導により、学生の論理的構成力や表現力が著しく向上した。
  • 学生に対するアンケートでは、満足度が極めて高く、1万字にわたる論文を作成したことで、充実感得られたという感想も寄せられた。