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生物の機能を応用して、地球環境と人間生活の質を高める新技術を追求

応用生物学部長 山本順寛 教授

応用生物学部長 山本順寛 教授

受験生の皆さん、こんにちは。応用生物学部長の山本順寛です。よくご存知だとは思いますが本学部の特徴と理念をおさらいして、さらに入学の決意を固めていただきたいと願っています。

20世紀は工学の時代でした。機械、電気、化学などの理論・技術が花開いて人類の生活を豊かにしました。反面、地球環境におおきな負荷を与えたことも確かです。これを解決するためには生物の持っている省エネルギー・高効率のシステムに学ぶ必要があります。21世紀がバイオの時代と考えられているのはそのためなのです。本学部は工学の技術と生物の知識を融合させて、人に役立つ新しい学問領域を開くという理想を掲げてバイオニクス学部として2003年に誕生しました。高校生の皆さんには分りにくい言葉であったことを反省し、2008年からは応用生物学部として再スタートしました。

応用生物学部では遺伝子工学、蛋白質工学などのさまざまなバイオテクノロジー技術を学び、生物環境を改善すること、食品や化粧品の開発に役立てることを目指しています。現在五期生が卒業論文の追い込みに励んでいるところです。 約80名は大学院に進学し、引き続き学究に励む予定です。 今年も多くの学生がバイオ、医薬、食品、化粧品分野等で内定をいただいています。一昨年までは就職率はほぼ100%でしたが、リーマンショック以来の未曾有の不景気ということで、苦労している人も少なくありません。是非、まわりから必要とされる人となれるように、自らを鍛えていただきたいと思います。

応用生物学部は「ONLY ONE, BEST CARE」の旗印の下に、バイオの夢を実現するために必要な教員と設備を備え、諸君を全面的にサポートする体制も整えていますので、安心して飛び込んできていただきたいと思います。

2011年1月7日掲出