松任谷正隆客員教授がメディア学部「ライブ・エンタテインメント論」にて「感激を作りだすライブ・エンタテイメント」を講演
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)の寄附講座である「ライブ・エンタテインメント論」をメディア学部の特別講義として開講しています。この寄附講座は産業界が求める実践的な教育の実現を目指し開講します。その第13回の講義が2012年12月18日(火)に実施され、松任谷正隆客員教授をお招きし「感激を作りだすライブ・エンタテイメント」と題して開講しました。
今時の学生就職事情について
仕事を探すということについて、また、松任谷先生の学生時代について佐々木教授と松任谷先生との対談形式でお話いただきました。
松任谷先生は音楽プロデューサーという仕事について「音楽プロデューサーというくくりの中でも、様々な人がいます。職人気質の人もいれば、「売れる嗅覚」を強く持った販売意識の高い人もいます。自分は「売れる嗅覚」といった部分を あまり持っておらず、職人気質の方だと思う。」とのことでした。
また、松任谷先生が日々新しいことにチャレンジされていることに対して、「一言でいって、偶然です。特に新しいことをやろうという意識を強く持つのではなく、面白いことを考えるようにすれば自然と楽しくなる。自分から行動しな くても、周りから話が来る感じが多いです。仮にあまり楽しくない会話をしているな、と感じたら、面白い会話になるように工夫する。そういう姿勢がすべてに繋がるかもしれません。」とのお話をいただきました。
今、学生だったらどんな仕事にチャレンジしたいとの筆問に対して松任谷先生は「音楽です。自分が若い頃ならそう思わないけれど、現在なら音楽をやれる環境が整っているように感じるから。または、先生。結構向いてると思うんですよ ね。生徒には、紙面上からイメージしてシュミレーションすることと、実際に現場で体験することのギャップを伝えたい。実践すると、シュミレーションとは180度違うし、驚きや楽しみを強く体験することを知ってほしい。」とのことでした。
学生との実践教育について
松任谷正隆先生が中心となり行われている、メディア学部生が実学教育を実践している、松任谷由実さんのインターネット映像配信である「NET MAGAZINE IN NAEBA【Y MODE】」について、学生が企画の立案から、映像の制作、配信までを 担当しているアクテビティについて、現場映像をみながら、佐々木教授と松任谷先生との対談形式でお話いただきました。
続いて、事前に受講生に頂いた「SNSとライブ配信の可能性」について、松任谷先生と学生と意見交換を行いました。
学生の提案の一つに音楽に関する、情報がよりリンクされて使いやすいネット環境ができることの提案に対して、松任谷先生はITunesについてのクレジットやチケットについての改善案のお話をされました。
■メディア学部 A.C.P.C.寄付講座「ライブ・エンタテインメント論」ゲスト講師リレーインタビュー
https://www.teu.ac.jp/gakubu/media/acpc/index.html
■昨年に引き続き東京工科大学学生が「ユーミンプロジェクト」をサポートします!
https://www.teu.ac.jp/press/2012/021990.html