お知らせ

Information

東京工科大学 HOME> お知らせ> 2012年のお知らせ >スウェーデン、ゴットランド大学との提携調印式

スウェーデン、ゴットランド大学との提携調印式

スウェーデン、ゴットランド大学との提携調印式 -1

2012年2月9日にスウェーデン大使館で、メディア学部とゴットランド大学との調印式を行いました。Hans Svensson先生と飯田学部長がサインをしました。ゴットランド大学との提携によって、メディア学部のゲーム教育をさらに発展していきます。

スウェーデン、ゴットランド大学との提携調印式 -2

この調印式の前後には、スウェーデン大使館で、Ewa Bjorlingスウェーデン貿易担当大臣とメディアコンテンツ政府関係者の来日に合わせて、2月9日(木)午後3時から午後6時: ゲーム教育・研究に関連したセミナー、2月10日(金)午前9時から正午: メディアコンテンツに関するセミナーが実施されました。このセミナーではメディア学部三上浩司講師がメディア学部のゲーム教育に関する講演をしました。以下にセミナーのプログラムを紹介します。

■セミナー1
日時:2月9日(木)午後3時より午後6時10分
会場:スウェーデン大使館、Bellman Club Room

ゲームデザインの研究と教育におけるスウェーデンと日本の間の協力関係の現状           
趣旨:コンピュータゲームやビデオゲームなどのクリエイティブコンテンツは、クリエーティブ産業の中で増加の一途をたどっております。ご存じのように、日本は、本クリエイティブ業界におけるプラットフォームのグローバルリーダーであり、スウェーデンのエンジニアは、コンテンツ制作におけるグローバルリーダーといえます。本セミナーでは、エンジニアリングとコンテンツ制作との革新的な協調による、クリエイティブ産業の継続的進展とさらなる成長を確保するための施策について議論致します。

15:00-15:15   
Opening introductions
オープニング Steven Bachelderゴットランド大学教授

15:15- 16.00
Swedish Game industries in a European Context
スウェーデンにおけるゲーム産業のヨーロッパにおける現状
Adam Mayes, (Game Designer, Gotland University).

セミナー風景-1

16:00- 16:30
Higher education in Sweden.
スウェーデンにおける高等教育の紹介
Hans Svensson, (Prefect, Gotland University)

16:30-17:00
Game design and research education at Gotland University.
事例紹介:ゴットランド大学におけるゲームデザインと研究教育について
Steven Bachelder (Professor, Gotland University)

17:00  
Swedish Minister for Trade and Minister for Foreign Affairs
Ewa Bjorling : スウェーデン貿易担当大臣

17:30-18:00   
”Game design and research Education at Tokyo University of Technology”.
事例紹介:東京工科大学におけるゲームデザインと研究教育の紹介
Koji Mikami, ( Assistant Professor, Tokyo University of Technology)
三上浩司 東京工科大学講師

セミナー風景-2

■セミナー2
日時 2月10日(金) 午前9時より12時
会場:スウェーデン大使館、Alfred Nobel Auditorium

メディアコンテンツ産業は大きな世界市場となりうるか?
趣旨: 今後、ゲーム、アニメーション、ミュージック、などのメディアコンテンツは大きな世界市場となる可能性があり、将来の産業の柱とならなければならない。その可能性や将来性について、日本とスウェーデンから探るセミナーである。

9:00-9:10
オープニング
中嶋正之教授(東京工業大学大学院情報理工学研究科)

9:10-9:40 
日本のアニメ事情と海外とのコラボレーションの実績と今後への期待
鈴木仁氏(東京国際アニメフェア事務局)

講演概要:世界を席巻した日本のアニメは、日本が世界に誇るコンテンツであり、将来も大いに期待される産業マーケット分野である。本講演では日本のアニメーションの最近の市場動向について紹介し、特に世界最大規模に達した、東京国際アニメフェアーにおける最近の国際化動向について言及する。

鈴木仁:1988年東映動画株式会社入社,株式会社バンダイ イベント部(当時)現メディア部の担当,1989年スペースワールドプロジェクトにて、スペースワールド建設の演出工事に、東映動画スペースワールドプロジェクトマネージャーとして参加、1996年東映動画40周年記念式典・パーティーをプロデュース、関連イベントの全国展開、2004年東映アニメーション研究所次長、2006年東京国際アニメフェア2007より事務局チーフプロデューサー,現在、文化放送「東京国際アニメフェア2012超!ステーション」のパーソナリティとしても活躍

9:40-10:10 日本のコンテンツ政策(仮題)
経済産業省商務情報政策局 文化情報関連産業課

10:10-10:40 日本のゲーム産業と海外展開の現状
新 清士氏,(IGDA日本)

講演概要:日本の最近のゲーム市場動向を紹介し、海外展開、特にスウェーデンのゲーム会社と協力関係について講演する。また将来のゲームマーケットの特に欧米との国際性の必要性ついて言及する。

新 清士:1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストに。他に、ゲーム開発者を対象とした国際NPO、国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)副代表。立命館大学映像学部非常勤講師。日本デジタルゲーム学会(DiGRA, Japan)理事。連載に、日本経済新聞電子版「ゲーム読解(新清士)」など。

10:40-11:10  Mulsemedia Contents and Japan-EU Cooperation Projects
Frederic Andres, NII准教授

講演概要:始めに新しいコンセプトであるムシメディアを紹介し、その最新状況、ムシメディア応用コンテンツとその特徴ついて講演。さらに日本-EUデジタルライブラリとデジタルコンテンツのエコシステムデザインに関する日本-EU及びアジア諸国との共同研究プロジェクトを紹介する。

Frederic Andres: 2000年4月より国立情報学研究所(NII)コンテンツ科学研究系准教授。
2002年より総合研究大学院大学准教授。1993年にパリ第6大学にてPh.D.を取得。また2000年にはナント大学よりDoctor Habilitate(フランス教授資格)を取得。主な受賞として、2000年にNECTEC(タイ)よりAward of Outstanding Paperを受賞、2011年ACMシニアメンバーに選出されている。

11:20-12:00 パネル討論 :
日本文化 対 スウェーデン文化
Swedish side: Swedish Committee on Cultural Affairs
Japanese side: 中嶋正之、新 清士、Frederic Andres.


■メディア学部WEB
https://www.teu.ac.jp/gakubu/media/

 

2012年2月15日掲出