お知らせ

Information

東京工科大学 HOME> お知らせ> 2013年のお知らせ >松任谷正隆客員教授がメディア学部「ライブ・エンタテインメント論」にて「感激を作りだすライブ・エンタテイメント」を講演

松任谷正隆客員教授がメディア学部「ライブ・エンタテインメント論」にて「感激を作りだすライブ・エンタテイメント」を講演

2013年1月11日掲出

講義の様子

一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(A.C.P.C.)の寄附講座である「ライブ・エンタテインメント論」をメディア学部の特別講義として開講しています。この寄附講座は産業界が求める実践的な教育の実現を目指して開講します。その第13回の講義が2012年12月18日(火)に実施され、松任谷正隆客員教授をお招きし「音楽ビジネスのこれから、若者たちのこれから」と題して開講しました。

今時の学生就職事情について

松任谷正隆客員教授

仕事を探すということについて、また、松任谷先生の学生時代について佐々木教授と松任谷先生との対談形式でお話いただきました。

松任谷先生は音楽プロデューサーという仕事について「音楽プロデューサーというくくりの中には、様々な人がいます。職人気質の人もいれば、『売れる嗅覚』を強く持った販売意識の高い人もいます。自分はどちらかというと職人気質の方だと思う」とのことでした。また、松任谷先生が日々新しいことにチャレンジされていることに対して、「一言でいって、偶然です。特に新しいことをやろうという意識を強く持つのではなく、面白いことを考えるようにすれば自然と楽しくなる。自分から行動しなくても、周りから話が来る感じが多いです。仮にあまり楽しくない会話をしているな、と感じたら、面白い会話になるように工夫する。そういう姿勢がすべてに繋がるかもしれません」とのお話をいただきました。

今、学生だったらどんな仕事にチャレンジしたいですかとの質問に対して松任谷先生は「やはり音楽です。自分が若い頃ならそう思わないけれど、現在なら音楽をやれる環境が整っているように感じるから。または『先生という仕事』ですね。結構自分には向いてると思うんです。生徒には、企画書からイメージすることと、実際に現場で体験することのギャップを伝えたい。実践することとシミュレーションすることは180度違うし、驚きや楽しみを強く体験することを知ってほしい」とのことでした。

学生との実践教育について

松任谷先生が中心となり、メディア学部生が実学教育として実践している、苗場で行われる松任谷由実さんのコンサートSURF&SNOW in Naebaのインターネット映像配信「NET MAGAZINE IN NAEBA【Y MODE】」について、お話いただきました。これは、本学学生が、企画の立案や、映像制作・配信などに参加させていただいているプロジェクトです。

続いて、事前に受講生から集めた「SNSとライブ配信の可能性」についての提案を、松任谷先生と学生が意見交換を行いました。学生からの提案の一つに「音楽配信サイトでの情報がより細かくリンクされて使いやすい環境がほしい」というものがありました。それに対して、松任谷先生から「今後はインターネット上でアーティストやクリエイターに関するデータが参照できれば、音楽をより深く楽しむことが出来るのでは」などとコメントをいただきました。

映像を見ながらインタビューの様子

あっというまに過ぎた90分でしたが、学生と松任谷先生とのアイデア交換も盛り上がり、とても充実した授業となりました。最後に松任谷先生から東京工科大学の学生に期待することとして「どんな些細なアイデアでも、若い学生のアイデアには何か光るものがある。遠慮しないでどんどん新しいことにチャレンジしてほしい」とのメッセージをいただきました。

学生からの質問

■メディア学部 A.C.P.C.寄付講座「ライブ・エンタテインメント論」ゲスト講師リレーインタビュー
https://www.teu.ac.jp/gakubu/media/acpc/index.html

■昨年に引き続き東京工科大学学生が「ユーミンプロジェクト」をサポートします!
https://www.teu.ac.jp/press/2012/021990.html