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2023年大山学⻑からのメッセージ【謹賀新年】

2023年1月1日掲出

東京工科大学学長 大山恭弘

東京工科大学学長 大山恭弘

 受験生の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 皆さんにとって大切な入学試験日が近づいており、健康に気をつけながら受験勉強に励んでいることと思います。

 新型コロナウイルス感染症が拡大したなかで、皆様はこれまで遠隔授業、オンライン授業、あるいはハイブリッド授業などICT(情報通信技術)を活用したいろいろな勉強方法にもチャレンジしてこられたと思います。“オンラインの方がよい”とか“やっぱり対面授業がよい”などの感想を持っているでしょう。いま皆さんが取り組んでいる受験勉強では、問題に対して正解があって、いかに早く正しい正解を導くかということが大きな目的ですが、勉強方法で、“これが一番”というものはなく、自分に合った、目的に合ったものをいろいろ利用することが大切ですね。

 PDCAサイクルというビジネスでよく使われている言葉があります。目標達成のための計画を立て(Plan)、実行して(Do)、結果を評価して(Check)、修正する(Action)という行動のことを指しますが、皆さんも何気なく行っていることだと思います。例えば、勉強の計画を立て、試験を受け、結果を確かめて、次の勉強につなげるということなどです。私の専門のロボットの制御では、ロボットを動かす計画を立て、(プログラムを作って)動かして、結果を評価して、プログラムを修正して次の計画を立てるということ行っています。ここで「動かして」ですが、ほとんどの場合、「動かす前に」コンピュータ内で動作を確認してから「実物を動かす」ということが一般的です。これをシミュレーションと言います。模擬実験というのでしょうか。コンピュータ内の動作ですから、いろいろな仮定を立てて、いろいろな状況での動作を確認することができます。勉強での「模擬試験」あるいは「練習問題」にあたると思います。人はいろいろな場面で、このようなサイクルを繰り返しているのです。これから入学試験に臨むにあたり、受験生の皆様には、1カ月、1週間、1日単位などで計画を立て、いろいろな場面を想定し実行して、確かめながら次の計画を立ててみることをお勧めします。学長コラム(第8回)でも書きましたが、受験勉強というのは、知識を身につけるとともに、スケジュールを立てて実行し評価するなど色々な要素が勉強の中に含まれています。受験勉強というと辛いこともあるかもしれませんが、目標に向かって最後まで挑戦し続けてください。努力したことは決して無駄にはなりません!

 私の好きな言葉に、ウォルトディズニーの「If you can dream it, you can do it.」という言葉があります。夢を描くことができれば、それは実現できるということです。ぜひ、皆さん自身の「大学に入って〇〇を学ぶ、〇〇を行う、〇〇になる」という夢を持ち続けて、頑張ってください。皆様の健闘をお祈りしています。

2023年元旦

■大山学長のホッとブレイク
https://www.teu.ac.jp/gakucyou/index.html