コーオプ実習レポート(2024年度春期)
東京工科大学では、八王子キャンパスの4学部でコーオプ実習を実施しています。コーオプ実習とは、有給での企業実習です。今回、2024年度春期のコーオプ実習に参加した応用生物学部 櫻井優聖さんのレポートを紹介します。
コーオプ実習レポート
私は、2025年2月17日から3月7日までの約3週間、視野を広げることを目的に、株式会社アプリスでコーオプ実習に参加しました。
アプリスはプラスチック容器の製造・販売を行う業界のトップ企業で、初日はその工場のスケールの大きさに圧倒されました。

株式会社アプリス関東工場外観
引用:ぐんま de 就活ナビゲーションhttps://gunma-shukatsu-navi.jp/company/id1531/
事前に「視野を広げたい」という希望を伝えていたこともあり、企業の方がさまざまな業務を体験できるスケジュールを用意してくださいました。今回行った業務内容は大まかに以下のようなものになります。
・検品研修(2日間)
・現場業研修(2日間)
・課題抽出と改善検討(2日間)
・品質管理研修(2日間)
・紙容器の見学・オペレーター研修(3日間)
・品質評価試験研修(2日間)
実習を通じて、集中力や根気、繊細さ、そして広い視野など、様々な力が求められる現場を体験し、多角的な視点から学ぶことができました。
例えば検品作業は根気強く製品を一つ一つ確認し、集中力を切らしてはいけませんし、全体の流れをみて考えて動くことが求められます。また品質評価試験は新素材を使いデータを取りそこからどのような製品が作れるのかを検証するため、データを正しく取る繊細さと集中力、その結果からまた考える発想や広い視点などが求められます。

品質評価試験研修での様子
その中でも特に印象に残ったものが課題抽出と検討改善で、今まで見てきた工場の様子や伺った内容から課題を見つけ、自らの解決案を出すというものでした。実習中にメモに感じたことを記録していたので、課題になりそうな点はすぐに上がりました。しかし、解決案は一筋縄ではいきません。作業している方にお話を伺いにいったり自分で直接見に行ったりし、改善や新しいことを行う際にとても多くの視点から考える必要があることがわかりました。
また、様々な業務に関われたことで関わる人が多かったのでいろいろな方と話せる機会が増えたので、より多くの考え方や人との接し方を吸収することが出来たと思います。お昼には様々な方にコミュニケーションを取りに行き、より沢山の社会人と交流が取れるいい機会になりました。
そのほかにも自分の作業だけに集中するのではなく、全体の流れを意識して行動することで、作業効率が上がること、トラブルを未然に防げることを学びました。また、周囲と積極的にコミュニケーションをとるように意識するようになり、自発的に動く力、自発的に学ぶ力も身につきました。
この実習を通じて、視野を広げることができ、柔軟に物事へ取り組む力が高まったと感じました。今後も今回の経験を活かして、さらに成長に繋げていきたいと思います。
■コーオプ教育WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/eng/coop_edu.html
■応用生物学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/bionics/index.html