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デザイン学部にて日本包装機械工業会による特別講義を実施

 
2025年9月24日掲出

 2025年9月16日(火)、デザイン学部2年次の専門演習Ⅰ(情報デザイン)において、一般社団法人日本包装機械工業会による特別講義が実施されました。本講義は、同工業会とデザイン学部が進める共同研究プロジェクト「デザインアプローチによる包装機械業界の魅力の抽出と発信」の一環として行われました。
 当日は、工業会より4名の講師が登壇し、包装機械業界の最新動向やテクノロジーの高度化、さらには環境対応やSDGsといった社会的テーマとの関わりについて、映像や事例を交えて解説が行われました。手作業と機械化の違いや、リサイクル可能な素材の活用、包装による食品保存期間の延長が飢餓問題に寄与する可能性など、幅広い視点から学生の理解を深めました。
 後半の質疑応答では、「10年後の包装はどうなっているのか」「パッケージとブランディングの関係」「ラベルレス商品について」など、学生からの多角的な質問に対して、講師陣が丁寧に応答。業界の未来像や実務者の価値観が語られることで、学生たちにとってリアルな学びの時間となりました。
 本講義は共同研究プロジェクトの導入フェーズとして位置づけられており、今後、学生たちはフィールド調査や工場見学を経て業界の現場に深く触れながら、調査・分析・企画・制作へと段階的に取り組んでいく予定です。最終的には、2027年に開催予定の「JAPAN PACK 2027」にて、成果の展示発表をめざしています。
 本プロジェクトを通じて、学生たちは「包装」や「パッケージデザイン」そのものにとどまらず、情報デザインの視点から業界を捉え直し、社会との接点にデザインがどう機能するのかを、体験的に学んでいきます。