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【大田区提携講座】時をかさねる ―廃材で作るコラージュ時計―を開催しました

 
2025年11月25日掲出

 2025年10月25日(土)および11月9日(日)、デザイン学部は、地域連携講座として大田区生涯学習「深める・つながる講座」2025、「時を重ねる ― 廃材で作るコラージュ時計 ―」を開催しました。本講座では、デザイン学部の田崎咲絵講師がファシリテーターを務め、学生5名がサポートとして参加しました。
 本講座は、廃材や紙素材を用いたコラージュ表現と張子技法による時計制作を通じて、地域住民の皆さまにサステイナブルなものづくりとデザインの基礎的な考え方を学んでいただくことを目的としたワークショップです。2日間(全7時間)にわたる講座には14名がご参加くださり、講義と制作の両面から創造的な体験を深めました。
 参加者は、「誰が、どこで使う時計か」を考察しながら制作に取り組みました。3Dプリンターで成形した型に、半紙や新聞紙、大学の期限切れチラシや廃棄される紙素材を用いて時計のベースを作成。さらに木の端材を使った針や数字パーツに色付けを行い、ムーブメントを取り付けて思い思いの作品を完成させました。完成した作品は、コラージュによる独創的な表現と張子の温かみが調和し、参加者それぞれの思いが形となったユニークな時計に仕上がりました。
 今回の取り組みは、地域住民の方々に専門的知見を活かした実践的な学びの機会を提供するとともに、本学の社会的役割を体現するかたちとなりました。また、当講座をサポートした学生にとっても、地域に貢献しながら“教える立場”でデザインに向き合う貴重な経験となり、自身の学びを一層深めることにつながりました。