戦略的教育プログラム

医療VR技術を応用した
臨床工学技士教育プログラム

Strategic education program

Medical Virtual Reality

医療保健学部の「戦略的教育プログラム」では、近年、急速に普及が進む「3D-VR(ヴァーチャルリアリティ)システム」の臨床工学科の教育への利用をめざします。具体的には、心臓手術の際に使用する「人工心肺装置」の操作トレーニングができるシミュレーターの開発を進めます。
人工心肺装置は、学内実習や臨床実習でも人気の高い医療機器の一つです。
ただし、非常に高価なため、学生の教育用に十分な数を学内に導入することが困難です。そこで医療保健学部では、VR技術を利用することにより人工心肺装置の操作をリアルに体験できるシミュレーターを開発することとしました。その第一段階として、システム完成後の操作イメージを映像で再現したCG動画を作成しました(右動画参照)。

現在は、ヘッドマウントディスプレイを装着することにより、実際に手術室にいる感覚で操作トレーニングが行えるソフトウェアの開発に着手しています。開発にあたっては医療機関の協力を得て、現役の臨床工学技士の意見をシステムに反映させるなどして、よりリアルで完成度の高いコンテンツをめざします。また、シミュレーター完成後は、実際に臨床工学科の教育で利用し、その効果を検証する予定です。

田仲浩平 教授

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