コンピュータサイエンス専攻の大学院生 小山智之さんが国際会議KST-2026にて「The Best Paper Award」を受賞
コンピュータサイエンス学部 大学院コンピュータサイエンス専攻 博士後期課程の小山智之さん(指導教員:生野 壮一郎教授/シミュレーション科学研究室)が、2026年にタイ・パタヤで開催された国際会議「The 18th International Conference on Knowledge and Smart Technology (KST-2026)」において、The Best Paper Awardを受賞しました。
この賞は、同会議で発表された論文の中から特に優秀と認められた研究に対して授与されるものです。
■受賞概要
受賞名:The Best Paper Award
受賞者:小山 智之(大学院コンピュータサイエンス専攻 博士後期課程)
指導教員:生野 壮一郎 教授(シミュレーション科学研究室)
国際会議名:The 18th International Conference on Knowledge and Smart Technology (KST-2026)
発表論文:Root Cause Analysis for Middleware Issues by Kubernetes Resource Events
著者:Tomoyuki Koyama, Takayuki Kushida, Soichiro Ikuno
■研究の内容:「Kubernetesリソースイベントによるミドルウェア障害の根本原因分析」
Webサービスに代表される現代のITシステムにおいて、障害が発生した際、システム管理者はログ、トレース、メトリクスといった膨大なデータを手動で調査し、原因を特定する必要があります。特に、近年主流となっている分散型システム構成(マイクロサービス等)においては、システムを構成するソフトウェアの数が劇的に増加しており、管理者による調査時間の増大と負担が課題となっていました。
本研究では、この課題を解決するために「Event RCA」という手法を提案しました。Event RCAは、「イベント」「リソース定義」「トレース」の3つの要素を用いて障害の原因調査を行う手法です。この手法を用いることで、システム管理者が障害の根本原因を特定するために要する時間を大幅に削減することが可能となります。
■国際会議「KST-2026」について
「The 18th International Conference on Knowledge and Smart Technology (KST-2026)」は、IEEE Thailand Sectionおよびブラパ大学情報学部(Faculty of Informatics, Burapha University)の研究ラボ(KST)が主催する国際会議です。
本会議は「知的なコンピュータ」「知的なコンピュータネットワークとシステム」「エマージングな知的技術」を主要トピックとしており、関連分野の研究者が世界中から集まり、論文発表を通じて最新の知見を共有・議論する重要な場となっています。
第18回となる今回は、タイ王国のパタヤにて開催されました。
■ 関連リンク
KST-2026 公式サイト:https://kst.buu.ac.th/2026new/
■コンピュータサイエンス学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/cs/index.html
