トピックス

Topics

東京工科大学 HOME> トピックス> 2013年のトピックス> [2013年度]第4回学長コラム「学生のさまざまな問題を解決するために。勉強のモチベーションを上げる<再チャレンジプログラム>。」

[2013年度]第4回「学生のさまざまな問題を解決するために。勉強のモチベーションを上げる<再チャレンジプログラム>。」

2013年8月7日掲出

 皆さん、こんにちは。今回は、学生の勉強に対するモチベーションを上げる特別な教育プログラムをご紹介しましょう。

 大学には、“講義に出ても試験ができなくて”単位を落とす学生と、“講義に出てこなくて”単位を落とす学生がいます。試験ができなくて単位を落とす学生のほとんどは、前回お話した、勉学習慣が身についておらず、勉強時間が短い、いわば“モチベーションを持続するのが難しい”学生です。このような学生を対象に本学では、1年次の前期の成績を受けて、後期に教員と学生と保護者面談会を行っています。面談では、保護者にも今、お子さんがどういう成績状況にあるのか把握してもらい、保護者の協力も得て勉強方法の見直しなどを行っています。しかし、このような対策を立てても、試験の結果が芳しくなく、単位を落とす学生も少なくありません。そのような学生を減らすことが私たちの急務となっています。

 さらに、調査によると、2年次に進級するために必要な単位28単位を1年次で取れない学生の一部は、残念ながら1年次の間に大学を辞めてしまうようです。ですから、どうすれば1年次を乗り切ることができるかということが重要なのです。特に、1年次の前期は大学生活にも慣れて自分の勉強ペースをつかむ大事な時期になります。そこで、とにかく早い時期に大学の勉強を軌道に乗せなければいけません。本学は前期の単位を落とした学生のために<再チャレンジプログラム>の実施を決め、今年度からスタートしました。

 さて、<再チャレンジプログラム>とは、具体的に何を行うのか?皆さんも気になるところだと思います。プログラムの主な流れは、次のようになっています。

Step1
初回の授業から4回目までの授業の出席状況の悪い学生を対象にプログラムの実施を通知する。
Step2
対象の学生は、専門家によるセミナーを受け、各々の問題点を分析し、解決策を導き出す。
Step3
Step2の解決策をもとに勉強し、中間・期末の試験を受けた結果、単位がとれなかった科目があれば夏休みに学校で10日間ほど集中的に勉強して再試験を受ける。

 再チャレンジプログラムを受ける学生たちには、これをクリアすることで、4年間の大学生活を充実させ、さらに就職までつなげてほしいと願っています。