リハビリテーション学科理学療法学専攻

リハビリテーション医療で、
人々をアクティブに、生活の質を豊かにする
「3C」スキル教育を軸に、評価・治療の知識や能力を養い、
チーム医療を担う専門職として、人々の豊かで質の高い生活をサポートできる理学療法士を育成します。
バーチャルオープンキャンパスDAYS 開催!
理学療法学専攻の特長
1人々の健康に貢献できる実践的な理学療法士の育成
理学療法学専攻では、国際的視野を持ち、チーム医療の中で活躍できる理学療法士を育成することを目標としています。人々が豊かで質の高い生活を送るために理学療法士として貢献できることを追究していきます。経験豊富で高い専門性を有する教員、先進医療機器、学生の理解に応じて進められるきめ細かい授業など、洗練された学修環境を用意しています。4年次には大学における学修のまとめとして卒業研究を行い、高い学術的能力を養い、卒業後も科学的根拠に基づいて臨床実践を行える理学療法士の育成を目指します。さらに、多彩な臨床実習施設における実習にも力を入れ、実践的な専門技術やコミュニケーション能力の修得を図ります。
2少人数制での親身な就職活動支援
医療機関からの求人は、一般企業よりも少し遅れて、4年次の夏頃に増えてきます。理学療法学専攻では、これに合わせて、3年次以降に就職活動支援イベント(面接、小論文、一般教養試験の対策講座)を実施しています。3年次後期からは、小グループの卒業研究ゼミ(教員1人 vs 学生5~6人)で親身に進路指導を進めていきます。就職活動が最盛期となる4年次の夏には、連携医療機関を多数招待して「就職説明会」が開催されます。求人の出ている医療機関が自身の施設について直接アピールしてくれる貴重な機会となっており、これがきっかけで就職活動が大きく前進する学生も珍しくありません。
3個々の学習状況に応じたきめ細やかな国家試験対策
理学療法学専攻の国家試験対策の特徴は、3年次後期から始まる卒業研究ゼミで、学生5~6名に対してサポーター教員を1名配属し、その経験豊富なサポーター教員の指導の下、苦手な科目や国家試験にかかわる詳細な問題点を克服できるシステムになっていることです。それに加え、4年次から始まる国家試験に直結する科目やテスト、過去の国家試験問題やそれに類似した模擬試験を通して、きめ細やかに学生を支援する環境が構築されています。さらに学校の図書館や休憩スペースも十分にあり、常に集中して勉強できる環境が整っています。これら高い水準の環境によって、高い国家試験合格率が実現されています。
取得可能な資格
-
理学療法士国家試験受験資格
- 国家試験対策
-
2020年実施
国家試験
合格率[新卒]- 理学療法士98.6%
通常の授業で知識の定着を図るとともに、定期的に行う学内・学外模試、さらに分野別のテストについても頻繁に実施します。テストの結果により、習熟度に沿った学修対策を実施。一人ひとりに向き合った学修指導を心がけ、理学療法士国家試験100%の合格をめざします。
理学療法学専攻の学びのポイント

充実した実習科目を設置
講義科目に対応した学内実習科目が充実。修得した知識を実習科目により定着させ、実践的に学修することができます。

大田区との継続的連携
大田区在住の高齢者を対象とした「健康効果大学」を開催。高齢者の方の体力測定などを継続的に実施しています。修得した知識を活かして、学生が主体的に測定をサポートし、あわせて接遇も学びます。
理学療法学専攻紹介ビデオ
専門教育科目・専門科目
専門基礎科目
専門基礎科目は3つの分野から構成されています。ひとつは人体の構造と機能、心身の発達に関する分野。理学療法の専門科目を学ぶうえで基礎となる「解剖学」「生理学」「キネシオロジー」「人間発達学」などを学修します。2つめは疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進に関する分野です。「病理・組織学演習」「整形外科学」など、医療に従事する理学療法士にとって不可欠な科目を学びます。3つめは「リハビリテーション医学」「リハビリテーション工学」「生命倫理」など、グローバルな視点から理学療法を捉え、保健・医療・福祉の推進と理学療法士の社会的責務の理解を目的とします。
主な専門基礎科目
キネシオロジー(運動学)
骨・関節・筋・神経系を中心とする人体構造学・生理学をもとに、人体の正常な動きと仕組みを理解します。
解剖学Ⅰ・Ⅱ
基本的な人体の構造理解のため、筋・骨格系、循環器系、中枢・末梢神経系、および内臓系について、実際に観察したり触ったりしながら実践的に学びます。
神経内科学
血管障害、代謝障害、中毒、感染、遺伝などが原因で引き起こる脳神経と筋肉の疾患を、病態と診療の概要、リハビリテーションとの関連から理解します。
人間発達学
対象者の心理・身体・生活環境の状態を理解するために、胎児期から老年期までのライフスパンで各時期における身体・運動・心理・社会性の発達の特徴や発達課題を学びます。
専門科目
専門科目は5つの分野から構成されています。専門科目の特色としては、①基礎理学療法では、理学療法の枠組みと理論を理解し、系統的な理学療法を構築する能力を養います。②理学療法評価は、基本的な評価方法を理解し、併せて専門領域別に学修を発展させていきます。③理学療法治療は、これまで学んだ理学療法評価学に基づき、障害に対する理学療法に必要な専門的知識と治療技術を修得します。④地域理学療法では、対象者の家庭や職場、地域における生活を支援していくために必要な知識や技術の修得が目的です。⑤臨床実習では、学んできた知識や技術を統合し、現実の理学療法にそれらを適合する臨床実習を行います。
主な専門基礎科目
神経系理学療法学
脳損傷の発症と病態、急性期での治療と全体の医療的ケアの基本事項について学ぶとともに、中枢神経系疾患の理学療法評価と治療の概要を理解します。
スポーツ科学理学療法学演習
理学療法の視点で健康、スポーツ活動の支援やスポーツ外傷・障害を予防・治療できるよう、その方法論を学びます。
マニュアルセラピー実習
徒手理学療法の基本となる触診技術を学ぶとともに、臨床推論をベースにした神経筋骨格系に対する評価および基本的治療技術の理論と知識を理解します。
内部障害系理学療法学
循環器、代謝、呼吸器の各疾患および障害の予防と治療の目的・効果を学び、その適応・手技・リスク管理についての知識を深めます。
運動器系理学療法学
骨・関節・筋を中心とした運動器系疾患の特徴と、診断、評価を学び、運動器系疾患の保存的治療だけでなく、整形外科手術後の後療法についても知識を深めます。
教員・研究紹介
医療保健学部 理学療法学科栗田 英明 講師
医療保健学部 理学療法学科十島 純子 教授
卒業後の進路
就職率 98.7%(2019年度卒業者実績)
国公私立・大学病院や総合病院をはじめとする医療機関/身体障害者(児)福祉施設/介護老人保健施設/都道府県、市町村(保健部門)/大学院進学 ほか
|
(五十音順)